健康管理アプリが連携!大阪・関西万博で実証するPHRプロジェクト
経済産業省は「令和5年度補正PHR社会実装加速化事業」の一環として、大阪・関西万博における出展に向けた新たなユースケース「もっとグッスリ(More IoT for good sleep)」を発表しました。このプロジェクトは、株式会社FiNC Technologies(以下、FiNC)を中心に、株式会社LIXILや沢井製薬株式会社と連携し、実施されるものです。これにより、生活者と事業者が共に開かれた環境の中で、PHRサービスの利用促進や新たなユースケースの創出を目指しています。
「もっとグッスリ(More IoT for good sleep)」プロジェクトの概要
「もっとグッスリ」プロジェクトは、FiNCが運営する健康管理アプリ「FiNCアプリ」が提供する身体データと、沢井製薬の「SaluDiアプリ」が持つ服薬情報などを組み合わせ、LIXILが開発したスマートホームシステム「Life Assist2」と連携することで、個々の生活スタイルに合わせた健康的な睡眠を促進します。
この連携によって、ユーザーは日中の活動量や体調情報をAIが分析し、入浴から睡眠、起床に至るまでの一連のプロセスを通じて最適な行動リコメンドを受けることが可能になります。具体的には、入浴時にコントロールされる照明や音楽、睡眠中の室温調整などが実施されることで、快適な睡眠環境を整え、心身の健康を実現することを目指すものです。
経済産業省の意図と万博への架け橋
このPHR社会実装加速化事業は、2025年4月に開催される大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会」に合わせて行われます。万博を通じて、国民が安心して利用できるPHRサービスと様々な事業者との連携を促進し、新しい商品やサービスの創出を目指しています。
PHRサービスは、運動や睡眠、食事など多岐にわたるテーマで、自身のライフログを通じた健康管理を支援するものです。定期的に実施される実証実験を通じて、得られたデータの基に、ユーザーにとっての最適な健康管理方法を展開します。
PHRサービスの役割
FiNCの「FiNCアプリ」は、ユーザーの歩数や睡眠、運動、食事データを集め、個々に合った健康アドバイスを提供することに特化しています。ユーザーはこれらのデータを活用し、健康行動を実践することで、楽しみながら健康を維持することができます。プログラムを通じて得られたマイルは、健康行動のランクに応じてポイント化され、景品と交換可能です。
FiNCのビジョン
FiNC Technologiesは、健康管理を通じて人々に豊かな生活を提供することを目指しています。多様なライフスタイルに対応したサービスを展開し、個々が自分らしい健康的な生活を築ける社会の実現を目指しております。これらの取り組みは、ヘルスケアサービスの向上や、日本全体の健康意識の向上にも寄与することでしょう。
まとめ
経済産業省の支援のもと、FiNCを中心に展開される「もっとグッスリ」プロジェクトは、技術の力を借りて個々の健康管理をサポートし、より良い生活を提供することを目指しています。2035年の大阪・関西万博に向けて、これからの実証プロジェクトの成果に期待が高まります。