長崎・壱岐市とSDT株式会社の新たな連携
長崎県壱岐市が、SDT株式会社(本社:神奈川県藤沢市)と「壱岐市エンゲージメントパートナー協定」を結びました。この協定により、両者は生成AI技術を活用して自治体業務のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を促進することを目指します。また、生成AIを通じて壱岐市の効率的な運営を進められることに期待が寄せられています。
生成AIを活かした業務改革
この協定に基づき、壱岐市ではSDTが開発した政策立案等に特化したサービスの実証実験が2025年2月から始まります。壱岐市役所内での実施が予定されており、これにより壱岐市の総合計画や議会議事録をサービス内に集約することが可能となります。生成AIを利用することで、壱岐市の実情に合った行政サービスの向上が見込まれています。具体的には、AIから得た回答をもとに、職員が業務改善に向けたフィードバックをSDTに提供し、サービスの精度を高めます。
エンゲージメントパートナー制度の意義
壱岐市エンゲージメントパートナー制度とは、地域に貢献したいと考える企業などとパートナーシップを構築し、持続可能な未来を共に創造することを目的としています。この連携により、両者は地域社会の課題解決や新たな取り組みの実現を目指し、生成AIの導入を通じて、これまでにはなかった価値を創出していく意義があります。
今後の展望と新たな可能性
壱岐市とSDTが進めるこのプロジェクトは、地域のDX推進にとどまらず、他の自治体や業界と連携することでさらなる高みを目指すものです。生成AIはまだ発展途上の技術ですが、壱岐市とSDTはこの技術の恩恵を受けることで、地域の未来をより豊かにする可能性を秘めています。
Panorama AIについて
本共通協定に基づき、SDTが提供する生成AIサービス「Panorama AI」が利用されます。Panorama AIは特有のデータを活用し、多様な用途に応じたAIモデルを選択できることから、安心して利用可能なプラットフォームを提供します。このサービスは、迅速な回答生成とユーザー自身のコンテンツ管理が特徴です。
このように、壱岐市とSDT株式会社の連携は、自治体業務のイノベーションと地域生活の向上に貢献する新たな一歩と言えるでしょう。今後も地元企業と自治体が協力し、持続可能な未来を共に築く取り組みが期待されます。