ID管理基盤「LaKeel Passport」がパスキー認証に対応
株式会社ラキールは、ID管理基盤サービス「LaKeel Passport」を新たにパスワードレス認証技術である「パスキー」に対応させることを発表しました。これにより、従来のパスワード入力による認証プロセスから、より安全で便利な方法へと進化します。
パスキーとは
パスキーは、従来のパスワードに代わる新しい認証手法で、ユーザーが持つデバイスを利用して生体認証やPINコードでログインを行います。この技術は、第三者による不正アクセスやフィッシング被害を防ぐために非常に有効とされています。パスキーが導入されることで、ログインが簡素化され、保護される個人情報の安全性も大幅に向上します。
LaKeel Passportとパスキー認証の相乗効果
LaKeel Passportは、社内システムやクラウドサービスのIDを一元管理できる優れたID管理基盤です。従来のシステムでは事前に登録したIDとパスワードを使用した多要素認証を行っていましたが、パスキー認証に対応することで、既に登録されているユーザーの生体情報やPINコードを用いてスムーズにログインが可能になります。この改良により、認証プロセスの利便性が飛躍的に向上しました。なお、顔や指紋といった生体情報は利用デバイス内に保管され、サービス提供者のLaKeel Passportには送信されないため、プライバシー面でも安心です。
また、パスキーは特定のサイトのドメインに依存するため、フィッシングサイトへの誘導を受けた場合でも、正規のパスキーとの接続ができなくなります。これにより、サービス全体の安全性がさらなる向上を遂げます。
加えて、従来のシステムでもLaKeel Passportを活用すれば、パスキーによるログインが可能になります。ただし、既存のシステムがSAMLやOIDCといった連携規格に対応していることが必要です。
LaKeel Passportについて
LaKeel Passportは、特に大手法人向けに設計されたID管理・認証の統合管理サービスです。クラウドサービスやMicrosoft365などの一般的なID管理基盤としても利用できます。さらに、多要素・多段階認証やデバイス制御機能を通じてセキュリティのレベルを高め、各IDごとに権限設定の自由度を高めることにより、ガバナンスの強化が実現されています。
会社の概要
株式会社ラキールは2005年に設立され、2012年から独自ブランド「LaKeel」の製品提供を開始しました。クラウド型アプリケーション開発運用基盤「LaKeel DX」を含む14種類の先進的なプロダクトを展開しており、2021年には東京証券取引所マザーズ市場に上場しています。昨今、デジタルトランスフォーメーション(DX)の流れが加速する中、ラキールはビジネスの核心に変革をもたらす製品を提供し続けています。さらに、従業員の健康的な職場環境を整え、「健康経営優良法人」としての認定も受けています。
まとめ
このように、ラキールの新たな取り組みであるLaKeel Passportのパスキー認証は、利用者にとって利便性と安全性の両面を提供しています。今後も同社の技術革新が期待されます。
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