無意識バイアスと向き合う
2018-08-28 10:20:05

無意識バイアスに立ち向かう管理職のためのe-learningツール

無意識バイアスがもたらす課題



近年、ダイバーシティの重要性が叫ばれていますが、その実践にはさまざまな課題が存在します。特に、管理職において無意識バイアスが影響を及ぼすことがわかっています。71%の管理職が自らのバイアスに気づいたという報告がある中、その克服に向けたアプローチが求められています。

無意識バイアスとは?



人間は、1秒間に約1100万件の情報を処理しますが、そのうち意識的に判断するのはわずか40件。しかし、脳は効率的に情報を処理するために無意識的なパターン認識を行い、偏見を持つことにもつながるのです。これが無意識バイアスであり、すべての人が持ちうる「省エネ機能」とも言えるものです。

この無意識バイアスがチームにおける多様性を損なう障壁となるため、管理職は自らのバイアスに気づき、適切にコントロールする必要があります。

ダイバーシティ推進の壁



ダイバーシティを重視する企業でも、「自分にはバイアスがない」と考える管理職や、「知識を持っているが行動には移していない」といった人が多く存在します。これが実際の事業運営に悪影響を及ぼし、組織全体のパフォーマンスを引き下げることになりかねません。

「ANGLE」のご紹介



そのような課題に対し、株式会社チェンジウェーブが開発したe-learningツール「ANGLE」は、管理職が無意識バイアスに向き合い、実践的な学びを通じて行動を変えていくことができるよう設計されています。具体的な特徴を以下に説明します。

1. IATを基にした計測



ANGLEでは、ハーバード大学とワシントン大学の研究者が開発した無意識バイアス計測法であるIAT(Implicit Association Test)を独自に開発しました。これにより、自らのバイアスレベルを可視化し、具体的に自分が抱える偏見を認識することができます。

2. 行動を促す課題設定



ただの座学だけでなく、実際に課題を設けて行動を促す内容になっています。受講者は自身の行動を記録し内省することで、反復的な学びを定着させます。また、他の受講者の気づきを共有することで、新たな視点を得ることも可能です。

3. 傾向分析と比較機能



受講者のデータは企業担当者が管理画面を通じて確認でき、自社の受講者の傾向分析や他社との比較が行えます。これにより、戦略策定に役立てられます。

受講者の反響



ANGLEを受講した450名のうち約9割が「今後の自分に役立つ」と感じており、特に無意識バイアスによる機会提供の差を認識したといいます。例えば、男性よりも女性に対して海外出張を依頼することについて意識の違いが確認されました。このような気づきは、実際の行動に変更を促します。

企業の声



いくつかの企業がANGLEを導入し、彼らの取り組みや学びのプロセスが強調されています。アシックスはこのツールを通じて公平な育成機会を提供し、多様な人財の能力を活かすことを目指しています。また、三井住友海上では、自自身のバイアスに気づき、効率的に学ぶことができる点を評価しています。

最後に



無意識バイアスを克服するためには、常に意識し続けることが重要です。「ANGLE」を通じて、管理職が自らの偏見を認識し、行動変容を実現することが、ダイバーシティ推進につながります。このツールを利用することで、チーム全体のパフォーマンス向上が期待できるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社チェンジウェーブ
住所
東京都港区南青山2-26-32セイザンⅠ 1202
電話番号
03-6455-5855

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