ワコムのフラグシップペンタブレット「Intuos Pro」が進化を遂げた
世界中の多くのプロフェッショナルに愛用されているワコムの「Intuos Pro」が、今春に新たなモデルとして登場します。イラストレーターやフォトエディター、ビデオグラファーに加え、3Dアーティストまで、さまざまなクリエイターの手元でその力を発揮しています。新型では、さらなる進化を遂げた操作性と精度が強化されており、クリエイティブの可能性を大きく広げています。
直感的な操作性
新しい「Wacom Intuos Pro」は、メカニカルなダイヤルとExpressKey®が本体上部に搭載され、より直感的に操作できます。特に「Wacom Pro Pen 3」テクノロジーにより、最新のクリエイティブソフトウェアも快適に利用できるようになりました。これにより、クリエイターは制作に没頭しやすくなります。
このデバイスは、クリエイティブなフロー(WORK + FLOW)を実現します。プロの世界での作業と創造性を一つの体験として結びつけることで、より生産的な環境を提供します。
長年の実績
Intuos Proは、その歴史の中で数多くの実績があります。なかには、宇宙飛行士が無重力環境で使用できるように国際宇宙ステーションへ持ち込まれたこともあります。この伝統を受け継いだ新型は、これまでの卓越したパフォーマンスをそのままに、さらなる進化を目指しています。
高精度を追求
ワコムのシニアバイスプレジデントである矢野幸治氏は、「ソフトウェアが進化するにつれて求められる精度も高まります。フラグシップモデルのリニューアルにあたり、私たちは精度を追求しました」と語ります。この新モデルは、性能向上と小型化を両立する新設計のICチップを搭載しており、薄型化と高いペンの精度を実現しました。
また、ExpressKeyとダイヤルも操作のしやすさを考慮して配置されたため、キーボードと併用した場合でも快適に作業が行えます。サイズについても、small、medium、largeの3種が揃い、それぞれ異なるニーズに応じて選ぶことができます。
携帯性と多様な接続性
新しいIntuos Proは持ち運びしやすいサイズ感が特徴です。理想的な16:9の作業エリアを確保しながら、薄型設計で実現される優れた携帯性により、リモートワーク先や制作スタジオ間の移動も簡単になります。特に、与えられたスペースを有効活用できる点が重視されています。
Bluetoothにも対応しており、最大16時間のワイヤレス駆動が可能。また、最大3台のパソコンとの接続が可能で、USBを利用した有線接続とBluetoothの併用も実現されています。
カスタマイズ性
「Wacom Pro Pen 3」は、個々のクリエイターに応じたカスタマイズが可能です。グリップやバランスウェイト、ショートカットの設定を用意しており、一人ひとりにベストな使い方をサポートします。また、ペン自体も多様なスタイルに対応できるよう、普段使い用のデジタルペンとの互換性も充実しています。
デジタル作品の保護
さらに、デジタル作品を安全に保護する「Wacom Yuify」のサービスも提供されています。これにより、イラスト作品にマイクロマークを埋め込むことができ、著作者の証明をデジタル環境でも確保できます。また、リモートデスクトップ接続時に最適化されたペン入力が可能な「Wacom Bridge」にも対応しています。
無料試用ソフトウェア
「Wacom Intuos Pro」の購入者には、CLIP STUDIO PAINT、MASV、Capture Oneといったソフトウェアが無料で試せる特典も用意されています。
発売情報
新しい「Wacom Intuos Pro」は、ワコムストアや特定の家電量販店で購入可能です。価格はsmallモデルが41,580円から、mediumが62,480円、largeモデルは82,280円と、多様なニーズに応じた価格帯が設定されています。詳細は公式ウェブサイトで確認できます。新たに登場した「Wacom Intuos Pro」を体験し、クリエイティブな制作を加速させてみてはいかがでしょうか。