冬季キャンペーン「はたちの献血」始動
毎年、寒さが厳しくなるこの時期、風邪やインフルエンザの流行によって、献血参加者が減少しがちです。そんな中、東京都では1月から2月にかけて、特に「はたち」を迎える若者を中心に、広く都民に向けた「はたちの献血」キャンペーンを実施します。この取り組みは、厚生労働省や日本赤十字社と連携しながら、全国的に行われるものです。
キャンペーンの目的と背景
現在、献血を支えているのは40代、50代の世代ですが、献血には69歳までの年齢制限が設けられています。そのため、若い世代からの協力が必要不可欠です。献血に対する理解と参加を促進することが、今後の安定した血液供給に繋がります。
実施内容
このキャンペーンの一環として、以下のような内容が盛り込まれています。
1.
SNS動画配信:お笑いコンビ「蛙亭」のイワクラさんと中野さん、エルフの荒川さんが献血の魅力を伝える動画が制作され、YouTubeやLINEで配信されます。イワクラさんは自身の献血歴が10年以上あり、献血を楽しむ姿勢を広める役割を担います。この動画は、楽屋での親しみやすい会話から始まり、「気軽に行えるポジティブなアクション」としての献血をアピールします。
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広告配信期間:令和8年1月中旬から数ヶ月間
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動画公開:「東京動画」ウェブサイトにて公開予定
2.
ポスター掲出:各区市町村や学校で、献血を普及させるためのポスターが掲示されます。
3.
リーフレット配布:成人の日の式典等で、若年層向けのリーフレットが配布され、献血の重要性が伝えられます。
4.
東京都職員による献血活動:東京都の職員もこの活動に参加し、献血に協力します。
献血ができる場所
献血は、東京都内の常設献血ルームや献血バスで受けられます。特に、平日が混雑しやすいため、可能な方は平日に来院していただくことが推奨されます。また、事前予約が必要で、献血Web会員サービスの「ラブラッド」または各献血ルームへの電話予約が可能です。
新宿南口献血ルームのオープン
令和8年1月30日には、新宿駅南口に新しい献血ルームがオープンします。JR新宿駅南口から徒歩4分という好立地のため、多くの方にご利用いただけるでしょう。
ラブラッドアプリの活用
また、献血カードや献血手帳の新規発行、および更新業務は令和8年1月4日で終了し、今後はラブラッドアプリによる受付方法に統一されます。アプリでは、献血予約、事前問診の回答、血液検査結果の確認が可能です。このように、献血をより身近に感じてもらうための取り組みが進められています。
若者の皆さん、この冬はぜひ「はたちの献血」に参加して、血液が必要な人々のために力を貸してください。あなたの一歩が誰かの命を救うかもしれません。