持続可能な社会を目指す「PicTrée」実証試験が東京都でスタート
シンガポールを本拠地とするDigital Entertainment Asset Pte.Ltd.(以下、DEA)と東京電力パワーグリッド株式会社(東電PG)、Greenway Grid Global Pte.Ltd.が共同で、持続可能な社会の実現を目指したプロジェクトを進めています。
「PicTrée」のコンセプト
今回のプロジェクトの中心となるのが、参加型社会貢献コンテンツ「PicTrée(ピクトレ)」です。このコンテンツは、ゲーミフィケーションを通じてインフラ企業が抱える課題を解決する取り組みであり、前橋市で行われた初回の実証試験では、参加者によるインフラ設備の写真投稿が、問題解決に直結しました。特に電柱周辺の樹木の生育状態やカラスの営巣状況を早期に発見する成果が報告されています。
東京都での実証試験
その成功を受け、2024年7月26日から11月までの期間、東京都の千代田区、中央区、港区を対象に第二弾の実証試験が実施されることが決定しました。この新たな試験では、ユーザーからの写真投稿の有効性や、設備の保守業務への活用についての検証が行われ、更なる課題解決に向けた機能の追加も計画されています。
アプリの導入
「PicTrée」では、専用アプリを使用してインフラ設備の写真を収集し、そのデータをもとに設備の管理やメンテナンスを効率化する方向で進められています。この取り組みは、単なるデータ収集に留まらず、社会にとって有益な価値を創出するためのものです。実証試験を通じて、参加型の社会貢献がどのように広がるのか、業務の品質向上にも期待が寄せられています。
企業の背景
DEAは2018年に設立されたグローバルなWeb3エンターテインメント企業で、GameFiプラットフォーム「PlayMining」やNFTマーケットプレイス「PlayMining NFT」を展開しています。そして、今回のような社会課題解決に向けた取り組みも行っています。主導者である吉田直人氏と山田耕三氏は、数十年にわたる豊富な経験を活かし、新しい価値を提供するために尽力しています。
最後に
これからの「PicTrée」の実証試験が、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となることを期待しています。詳細な情報は、「PicTrée」の公式サイトを通じて確認できます。自治体の参加や地域住民の協力が、より良いインフラ環境づくりに繋がるでしょう。未来に向けた活動にぜひご注目ください。