マクニカと恵那市の連携協定
株式会社マクニカが、岐阜県恵那市と次世代モビリティを活用したまちづくりに向けた連携協定を締結しました。これにより、恵那市において初めての自動運転実証実験を行います。この取り組みは、地域活性化や市民生活の向上を図ることを目的としています。
背景
マクニカは、地域全体における次世代モビリティの導入を進めるべく、さまざまな社会実装プロジェクトに取り組んできました。恵那市でのこの新たなプロジェクトは、2024年に設立された「東濃地域自動運転特区推進プロジェクトチーム」がきっかけとなりました。このチームには、岐阜県の他、多治見市や中津川市、瑞浪市、土岐市、下呂市など、地域の自治体が参加しています。
協議が進んだ結果、恵那市とマクニカは、次世代モビリティの導入に対して高い意欲を持っており、具体的なまちづくりに向けた連携協定を結ぶ運びとなりました。
目的
この協定の目的は、マクニカと恵那市が互いに協力し合い、地域の活性化と市民生活の質の向上を実現することです。具体的には、次世代モビリティの導入を通じて、地域の交通環境を改善し、移動の利便性を向上させることが期待されています。
協定内容
協定には以下の内容が含まれています。
- - 次世代モビリティの実装に向けた取り組みの推進
- - 実装に伴う地域活性化及び移動環境向上に関する活動
- - その他、目的達成のために必要な支援や情報交換の実施
自動運転実証実験の詳細
恵那市で実施される自動運転実証実験については、次のような情報が発表されています:
- - 日時:令和6年11月23日(土曜日)午後11時から午後1時、午後3時40分から午後4時40分の予定です。
- - 発着場所:恵那駅前バス停
- - 実施内容:レベル2の自動運転技術を用いた走行実験で、システムがアクセルやブレーキなどの操作を部分的に支援します。具体的なコースは恵那駅前から約700mの周遊ルートで、総乗車時間は約15分です。最大9人の乗客が乗れる設定で、最高速度は18km/hとなっています。
まとめ
この新たな取り組みを通じて、恵那市は次世代モビリティの社会実装を進め、地域の発展を図ることが期待されています。マクニカは、その技術力と経験を活かし、日本各地で高まる自動運転への期待に応えていくことでしょう。今後の進展にも注目が集まります。