能登と丸森を繋ぐ特別授業について
一般社団法人熱中学園が運営する「熱中小学校」は、能登半島地震への支援活動として "のと熱中授業" を開催しています。この活動は、能登の復興のために地域の方々との繋がりを深め、地域への関心を高めることを目的としています。
2025年12月20日(土)に開催される第10回授業のテーマは「輪島塗の今とこれから」です。この授業では、能登半島で被害を受けた輪島市での輪島塗の修復活動を行っている「輪島キリモト」の代表・桐本泰一氏と、東京大学大学院准教授で熱中小学校の講師である開沼博氏が講師を務めます。
授業は、宮城県丸森町にある熱中小学校丸森復興分校で行われ、現地参加とオンラインによるハイブリッド型の形式で実施されます。この特別な機会には、能登と丸森という異なる被災地が、漆器を通して学び合うことを目指しています。
輪島塗のレスキュー活動
授業当日の夜には、参加者全員で輪島塗を使った特別な食事会が行われます。ここでは、桐本氏らがレスキューした輪島塗の器が丸森町に特別に運ばれ、歴史的な建物「蔵の郷土館 斎理屋敷」で開催される「歳迎え展」と共に、漆器の美しさを楽しむことができます。
さらに、料理は地元の和食処「まんま亭・武藤」による特別献立が用意され、丸森町の新鮮な食材がふんだんに使われます。この場では、異なる自然災害に見舞われた二つの地域が、共にその経験や思いを共有できる貴重な機会となることでしょう。
「のと熱中授業」の意義
「のと熱中授業」は、能登の未来が日本の未来になるを掲げ、2025年4月から始まったオンライン授業シリーズです。この授業では、能登半島の課題や文化を全国に発信し、誰でも参加できる環境を整えています。これまでに全国から500人以上が参加し、能登についての理解を深めています。
参加を希望する方は事前に申し込みが必要で、授業自体は無料で提供されています。また、食事会への参加は事前予約が求められます。
概要
- - 授業テーマ: 輪島塗の今とこれから
- - 日時: 2025年12月20日(土) 13:30〜15:00
- - 場所: 蔵の郷土館 斎理屋敷 新館1階
- - 講師: 桐本 泰一 氏、開沼 博 氏
- - 参加費: 無料
この特別授業を通じて、能登と丸森の人々が漆器という共通のテーマでつながり、災害を乗り越える力を見出せることでしょう。詳細や参加申し込みは、熱中小学校丸森復興分校までご連絡ください。