畳昇降コラム導入
2018-11-12 12:04:56
リハビリ施設初導入の「畳昇降コラム」で快適な生活を支援
「畳昇降コラム」の活用で快適な暮らしを実現
## 高齢者が畳の上で過ごすための革新
多くの高齢者が和室での生活を望みながらも、身体の機能低下によってその夢を諦めざるを得ない現実があります。特に膝や関節に痛みを抱える場合、畳の上に座ることや立ち上がることが難しいため、洋室での生活へとシフトするケースが増えています。このような状況を踏まえ、東京リハビリテーションセンター世田谷は、新たな試みとして「畳昇降コラム」を導入しました。
## 畳昇降コラムの導入背景
「東京リハビリテーションセンター世田谷」は、2019年にオープンする予定の新しい複合型リハビリテーション施設です。ここでは回復期リハビリテーション病棟、介護老人保健施設、障害者・児支援施設が一体となってサービスを提供します。その中の一つの取り組みとして、高齢者が畳の上で快適に過ごせる環境を整えることが掲げられています。
引き続き、設置される「畳昇降コラム」は、畳の下に内蔵されたリフティング装置によって床面の高さを自動的に変えることができるため、利用者は昇降することで快適な姿勢で活動することが可能になります。この革新的な設備により、ただ座るだけでなく、食事を取るためのテーブルとしても活用でき、高齢者が和室での生活を享受する新たな方法が提供されるのです。
## 「住み慣れた地域での生活」の実現
当施設の基本理念は「住み慣れた地域で生涯生き生きと安心して暮らし続けること」を目標に掲げています。この理念のもと、畳昇降コラムにより利用者が自宅での畳生活を取り戻しやすくなることが期待されています。また、早期から畳上でのリハビリテーションを導入することで、自宅での動作を再獲得する機会を増やし、生活の質の向上を目的としています。
## 施設の特色と具体的なサービス
「東京リハビリテーションセンター世田谷」は、8階建ての建物で、リハビリ病棟、老人保健施設、障害者支援施設が一体化した大規模な構造を持っています。回復期リハビリテーション病院では365日体制でのサービス提供、老人保健施設では100室を備えたユニット型個室が完備されています。障害者支援では幅広いサービスが取り入れられ、自立支援にも大きく寄与しています。
このように、医療・介護・福祉が連携したサービスが展開され、地域の資源と支援を大切にしながら、最適な環境作りに励んでいます。高齢者だけでなく、地域全体に寄与できる施設を目指し、様々な人々と協力し合うプロフェッショナルの集団として、地域に貢献していくことが求められています。
## 最後に
「畳昇降コラム」は、日本の伝統的な生活様式を大切にしつつ、高齢者の安心安全な生活を実現するための新たな一歩です。これにより、和室での生活を楽しむ機会が増え、より多くの高齢者が生涯にわたって快適な生活を送ることができるでしょう。日本文化の代表である畳と、最新の技術が手を組み、高齢者が住み慣れた場所で生き生きと生活を送る手助けをすることに期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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一般財団法人 脳神経疾患研究所附属 総合南東北病院
- 住所
- 福島県郡山市八山田115番地
- 電話番号
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