2024年12月6日から12日までの7日間、東京都の鮮魚専門店
「サカナバッカ」で「発見!ふくしまフェア」第12弾が開催されました。
このフェアは、福島県の豊かな海の恵みを広めるために行われ、福島産の水産品を使用したオリジナルメニューが多数登場しました。
フェアの背景
福島県の沖合では、震災以降の影響により沿岸漁業の水揚げ量が震災前の25%ほどしか回復していない現状があります。
風評被害や漁業従事者の不足が課題となっており、福島県は2025年には6〜7割の回復を目指しているのです。そんな中、株式会社フーディソンが運営する「サカナバッカ」では、2019年から福島の水産品を積極的に取り扱い、飲食業界向けのEC事業「魚ポチ」などを通じて地域活性化に寄与しています。
フェアのハイライト
今回のフェアでは、福島県産の「常磐もの」アンコウを使ったオリジナル惣菜メニューや、期間限定の丼などを提供しました。
特に注目されたのは「常磐もの」ヒラメを使った丼で、約3,200点が販売され、参加者からは「美味しい」「新鮮」といった高評価が相次ぎました。
お客様からはアンコウを使ったアヒージョが特に人気で、「タコのプリプリ感」や「ヒラメの上品な味わい」などのコメントが寄せられました。また、福島県産のブランド米「ふくしま天のつぶ」を知る人も多く、珍しい食材との出会いを楽しむ姿が見られました。
復興支援に向けた思い
本フェアに参加した福島出身の方々や、復興に関心を持つ方々からは、「福島を応援したい」「復興支援の一環として参加した」との言葉が多く寄せられました。震災後の水産業の現状についても理解が深まったとも。
継続的な開催の意義は大きく、福島県産水産品の魅力を知ってもらう機会を増やし、消費者と地域とのつながりを強化していくことが求められています。
フェアの今後
フーディソンの担当者は「新商品や試食販売を通じて、福島県の水産物を多くの人に知ってもらい、味わってもらえる機会を今後も増やしていきたい」と話しています。また、次回のフェアは2025年3月を予定しており、風評の払拭と美味しさを確実に伝える企画となるでしょう。
本フェアは、単なる試食イベントではなく、福島県の復興を支える力強い一歩となりました。
多くの人々がこのフェアに参加し、福島の豊かな海の恵みを実感できたことが証明されたのです。