安全運転をサポート!睡眠時無呼吸症候群判定サービス「Sleep Doc」
株式会社サプリムは、エムスリーとソニーグループの合弁会社で、2024年8月1日から運輸・運送業界に特化した睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスク判定サービス「Sleep Doc」を、特別価格で提供することを発表しました。これにより、自覚症状がない潜在的患者が適切な治療を受けられることを目指しています。
背景
睡眠時無呼吸症候群は、交通事故や労災被災など、高いリスクを抱える健康状態です。特に、運輸・運送業界のドライバーは、これらのリスクにさらされています。重度の睡眠時無呼吸状態でも症状に気づかないことが多く、実際には約2,200万人が潜在的患者とされていますが、適切な治療を受けているのはわずか65万人という現実があります。
国土交通省によると、運輸業界ではSASのスクリーニング検査が不十分であり、トラック業界では約4割、タクシー業界では2割しか受診をしていないのが現状です。トラック業界の小規模事業者の多くは、検査の費用のために実施を躊躇していますが、特にタクシー業界では約75%が検査価格が2,000円以下であれば受診したいと回答しています。
Sleep Docサービスの概要
「Sleep Doc」は、運送業界の方々に向けて特別価格で提供され、検査の実施を促進する役割を果たします。企業プランは、2,000円(税別)の検査がキャッシュバック後実質1,000円となり、個人プランは2,900円(税別)が実質1,900円で提供されます。これにより、運転者の健康状態を把握し、交通事故の低減を図ることができます。
検査内容
- - 企業プラン:20検査以上一括申し込みで、検査機器を企業で取り回し、2検査/週で実施。
- - 個人プラン:個人が申し込み、検査機器を送付。
キャッシュバックは、Sleep Docで高リスクまたは中リスクかつ自覚症状のある方が医療機関を受診し、検査を行ったことを証明する書類を提出することで得られます。
Sleep Docの特徴
「Sleep Doc」の最大の魅力は、自宅で簡単に計測ができる点です。ソニー製の高精度ウェアラブルデバイスを活用し、特許出願中のアルゴリズムによって正確な判定が行われます。さらに、エムスリーのネットワークを用いた全国のクリニック紹介など、充実したアフターフォローも魅力です。
医療従事者の90%が「Sleep Doc」を評価しており、その使いやすさにも定評があります。これからも運送業界の安全運転と、ドライバーの健康管理を支えるために、サプリムはこのサービスの普及を目指します。
事業の重要性感
今回の取り組みは、運輸・運送業界の健康と安全に寄与するものであり、SASのリスクを軽減することは、事業者にとっても重要な課題です。適切な検査と治療を通じて、多くの命を救うことが期待されます。
会社概要
株式会社サプリムは、東京都港区に本社を構え、医療・ヘルスケア分野において先進的なサービスを展開しています。興味のある方は、公式サイトやお問い合わせ先から詳細を確認してみてください。