女性リーダーたちが描く新しいスタンダードを称えるBWAアワード2024の全貌

BWAアワード2024：新たなスタンダードを築く女性たち

2024年12月12日、青山グランドホールで開催された「Business with Attitude（BWA）アワード2024」では、社会を豊かにするために日々奮闘する女性たちが表彰されました。このアワードは、フィガロジャポンが主催し、働き方の新しい形を提示する女性たちへの賛辞を込めて開催されており、今年のテーマは「新しいスタンダードを築き上げる女性たち」です。

受賞者たちの紹介

受賞者には、CNC代表取締役の矢田明子氏、一般社団法人ベンチャー型事業承継の山野千枝氏、Ms. Engineerのやまざきひとみ氏の3名が選ばれました。彼女たちはそれぞれ独自の分野で社会に貢献しており、自らの信念に基づいて新しい道を切り開いています。

矢田明子氏

矢田氏は、島根県で地域看護の活動を先駆けて行うCNCを創業しました。彼女は「コミュニティナーシング」概念を日本に導入し、地域の健康を支える仕組み作りに取り組んでいます。注目すべきは、彼女が提唱する相互扶助の仕組みであり、「元気なうちから支え合う社会」を目指しています。

山野千枝氏

山野氏は、後継者育成をテーマにした一般社団法人ベンチャー型事業承継の代表理事です。彼女は中小企業の情報誌の編集長を経て、アトツギ文化を社会に根付かせるため、積極的に後継者たちを支援しています。「アトツギ」という新たなビジネスカルチャーの確立を目指し、激動の時代においても持続可能な価値を生み出す若手へのサポートを続けています。

やまざきひとみ氏

やまざき氏は、IT業界で女性の地位向上を目指すコーディングブートキャンプ、Ms. Engineerを立ち上げました。メタバースプロジェクトの成功を経て、女性がIT業界で活躍できる環境を整えることに情熱を注いでいます。「男女の賃金格差をなくし、デジタル化を推進する女性を増やしていきたい」との強い意志を持っています。

イベントの詳細

この日は、賞状授与式の後、受賞者3人によるトークセッションが行われ、具体的な社会課題や未来へのビジョンが語られました。会場には過去の受賞者や起業家たちが集まり、共に成功を祝いました。彼女たちはそれぞれ異なる背景を持ちながらも、「焦らず長期的に」「好奇心を爆発させること」「個人の可能性に蓋をしないこと」との共通点を口にしました。

このイベントは、ただの賞の授与に留まらず、参加者同士のネットワーキングや新たなインスピレーションを得る場ともなりました。次世代のリーダーたちがどのように共鳴し合い、社会を変えていくのか、その動向が今後も注目されます。

懇親会の様子

懇親会では、提供されたシャンパーニュやナチュールワインが振る舞われ、参加者たちがそれぞれの活動を紹介する場面も見られました。ビンゴゲームなどのアクティビティも行われ、笑顔と活気に満ちた会場となりました。フィガロジャポンの編集長、森田聖美氏による締めの挨拶では、ここにいる全ての人が繋がり、励まし合うコミュニティの成長を感じたと語られました。

BWAアワード2024を通じて、多くの女性が新しいスタンダードを打ち立て、社会に貢献する姿は、未来の希望に満ちています。今後も彼女たちの動きに注目し、応援していきたいところです。