AIコンシェルジュ機能を持つ新しいバッテリースタンド『NaviSPOT』
株式会社INFORICHが発表したバッテリースタンド『NaviSPOT』は、AI機能を搭載した画期的な製品です。この商品は、モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」を運営する同社が、2024年11月7日に開催された「INFORICH CONFERENCE ExSPOT 2024」にて初めて披露しました。『NaviSPOT』は、2024年12月以降シンガポールに設置される予定で、都市圏や観光地など、人が集まる場所での展開が進められる見込みです。
シンガポールの公共交通機関との提携
また、INFORICHはシンガポールで公共交通機関を運営するSBS Transitと基本合意書を締結。これにより、同社が運営する駅やバス停などに『NaviSPOT』を設置し、顧客体験を向上させるための統合プラットフォーム構築を目指しています。両社は年内を目標に協議を進めており、観光客に向けた便利な情報提供が期待されています。
インバウンド需要と観光インフラの課題
インバウンド旅行者の来日が増加する中、日本の観光業界は歓迎すべき一方で、いくつかの課題に直面しています。言語や文化の壁、労働力不足などが主な問題です。特に観光地での交通手段の利用時には、情報の理解が難しいことが多く、これが旅行者にとって大きなストレスとなっています。この課題を解決するために、INFORICHは『NaviSPOT』の開発に着手しました。
『NaviSPOT』の機能詳細
『NaviSPOT』は、旅行者や店舗利用者が求める情報を迅速に提供するAI導入型バッテリースタンドです。具体的な機能は、設置場所のニーズに応じて異なり、訪れる人々が利便性を高めるための情報を多言語で受け取ることができます。以下は今後搭載予定の機能です。
- - 交通案内やルート案内
- - 店舗や施設の内訳案内
- - バーチャルサポートでの顧客対応
- - 店舗内でのキャンペーン商品の推薦
- - 顧客データの収集と分析
これらの機能により、『NaviSPOT』は旅行者にとって重要な助けとなります。目的地までの道順が簡潔に示され、困った際にはAIが多言語で答えてくれるため、スムーズなコミュニケーションが実現します。さらに、バッテリーレンタルも可能なので、外出時の利便性が大幅に向上します。
今後の展開と目指す未来
INFORICHは、2025年からの国内での展開を視野に入れており、都市圏や観光地で積極的に『NaviSPOT』を導入していく計画です。また、対応言語の拡充も予定しており、外国人旅行者へのさらなるサポートが期待されます。SBS Transitとの提携によって、シンガポールにおいても統合プラットフォームが実現し、今後のサービス提供に大きく寄与するでしょう。
AIによるバッテリースタンド『NaviSPOT』は、ただの充電環境の提供を超えて、場所の価値を最大化し、旅行者や施設利用者に最大限の利便性を提供することを目指しています。
結論
INFORICHは、「日常に溶け込むワクワクと『あってよかった』がめぐる世界を築く」というビジョンを掲げ、今後も革新的なサービスを提供し続けることでしょう。観光業界のさらなる発展に寄与する『NaviSPOT』から目が離せません。