大東企業のリファーラル採用の拡大
大東企業株式会社は、従業員との信頼を深めることでリファーラル採用を大きく推進しています。最近の取り組みでは、アルバイト採用の約40%がリファーラル経由となり、コロナ禍前の2021年に比べてなんと29%も増加しました。その背景には、従業員の企業へのロイヤリティ向上やコミュニケーションの活性化があります。
従業員と共に築く企業文化
大東企業は、「日本の食文化を伝える料理人の技を通して、地域の人々と社会を楽しく」を企業のミッションに掲げています。銀座エリアを中心に、『個室会席 北大路』や『個室和食 東山』など、多様な飲食店を展開しており、2027年には創業100年を迎える予定です。企業が持つこの長い歴史を背景に、地域のお客様に「美味しさ」と「楽しさ」をお届けすることを重視しています。
特に、全員参加の会社経営が進められており、全ての従業員が対等に成長できる環境を整えています。人材育成の取り組みとしては、「板前オープンスクール」なども開講され、外国人従業員にも平等なキャリアパスが用意されています。
良い人材を紹介し合う文化の醸成
当社では、「人が人を呼ぶ」というリファーラル採用の仕組みを確立しました。従業員により紹介された人材は、既に企業文化や仕事内容を理解しているため、採用後の育成や定着もスムーズになります。最近のリファーラル採用の増加は、従業員同士の「誰か良い人がいれば紹介してみよう」という前向きな意識が広がってきたことが要因とされています。
また、コミュニケーションの強化も有効な手段です。従業員とのオープンなコミュニケーションを進めることで、会社へのロイヤリティを向上させ、より風通しの良い企業環境を実現しています。
効果的なコミュニケーションツールの導入
リファーラル採用を支えるため、大東企業では社内コミュニケーションツール「D-Community」を活用しています。このツールは、従業員同士の信頼関係強化を目的に導入されたもので、さまざまな楽しさや学びの機会を提供しています。これによりアルバイト従業員の60%が参加しており、活発な交流の場となっています。
大東企業の未来に向けた展望
大東企業株式会社は、1927年に創業されて以来、日本の食文化を広める努力を続けてきました。国内26店舗に加え、タイ・バンコクにも進出し、今後さらに海外展開を計画しています。地域のお客様に「美味しさ」と「楽しさ」を届けるだけでなく、料理人のクラフトマンシップを大切にしながら、次世代へと文化を伝えていくことが求められています。
このように、リファーラル採用を通じて従業員との絆を深め、企業の未来を共に築いていく、大東企業株式会社の挑戦は続きます。