2025年「現代葬儀白書」から見る葬儀の新しい潮流
最近発表された「現代葬儀白書2025」によると、葬儀のスタイルやコストについての重要な変化が明らかになりました。従来の葬儀は、新型コロナウイルスの影響を受け、大幅に変化しています。これにより、かつての大規模な葬儀から、核家族や少人数で行われる葬儀へとシフトしています。
1. 葬儀費用の低下
調査によると、葬儀に要する総額は平均181.4万円で、初めて100万円台に突入しました。前回調査よりも若干の減少が見られますが、葬儀の内訳は変化しています。「葬儀社への支払い」が多少増加する一方で、「会葬者への接待費」や「お寺への費用」は減少しています。これは、新型コロナ禍での影響も反映されているため、今後もこのトレンドが続くと予測されます。
2. 身内葬の増加
興味深い点として、参列者99人以下の葬儀が91%を超え、初めて9割に達しました。特に「身内葬」の割合が大幅に増加しており、これは高齢化や核家族化の流れと相まって、葬儀の形が小規模化していることを示しています。この変化は、コロナ後も続くと考えられ、より家族に近い形での見送りが普及しています。
3. 経済的負担の軽減
故人の費用工面には、依然として「預貯金」や「互助会」が多用されていますが、香典の減少が目立ちます。香典は1999年と比較して約25%減少しており、参列者数が減っているためです。これにより、葬儀の経済的負担は変わってきています。さらに、生前に葬儀の相談を行うケースの増加が見て取れ、事前に希望を把握する動きが強まっています。
4. 生前相談の重要性
「生前相談」を行った人が46.3%に達し、特に故人を交えた相談が増加しています。これは「終活」が浸透している証拠であり、葬儀の準備に対する意識が高まっていることを示しています。
5. まとめ
今回の調査結果は、葬儀の現場が大きく変わっていることを示しています。今後も葬儀のスタイルや費用感は変化し続けるでしょう。少人数での身内葬が増える中で、家族の意向が反映された葬儀が増えていくと考えられます。
以下のリンクから詳細なデータをご覧いただけます。
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