名古屋青年会議所、25年前のタイムカプセルを発見し記念式典を予定

名古屋青年会議所、25年前のタイムカプセルを発見

公益社団法人名古屋青年会議所（JC）は、8月9日、白川公園にて25年前に埋設されたタイムカプセルを掘り起こしました。この掘り起こし作業は、今年実施された2度目のもので、初回は7月3日に行われましたが、当時は具体的な埋設箇所を特定できなかったため、成功しませんでした。しかし、埋設当時の図面が発見され、再度の挑戦が可能となり、施工会社の協力を得て無事に掘り出すことができました。

掘り起こされたタイムカプセルは、ステンレス製で直径約60cm、長さ180cmの円柱形をしています。コンクリート製のU字溝の中に収められ、厳重に蓋がされていたため、浸水の痕跡一つ見当たりませんでした。掘り起こしの際には作業員4人がかりで持ち上げるほどの重量感があり、その中には幼稚園や小中学校からのビデオレターや、名古屋JCの会員たちが25年後の夢や抱負を記した用紙などが封入されています。

このタイムカプセルは、名古屋青年会議所の設立25周年を記念して、1975年に最初のタイムカプセルが埋められ、その後、2000年には2代目が埋設されました。今年の掘り起こしは、2代目タイムカプセルの記念すべき開封式で、9月13日に名古屋JCの会員や特別会員、関係者を招いて75周年記念式典内で行われる予定です。

このタイムカプセルの発見は、過去の先輩方が名古屋のまちをより良くするために運動してきた情熱を再認識する重要な機会です。名古屋JCは、これらの思いを次世代に受け継ぎ、さらなる社会貢献を目指していく所存です。特別委員会の岡山将典委員長は、これからも地域のために活動していく意義を強調し、開封式への準備を進めています。イベント当日は、様々な思い出や夢が詰め込まれたタイムカプセルの中身に、多くの人々が微笑む姿が見られることでしょう。その瞬間を通じて、名古屋の未来に向けた新たな一歩を刻みます。

この出来事を通じて、地域社会の絆や未来への希望が更に広がることを期待しています。