笑美面が実現を目指す日本初のインパクトIPO
株式会社笑美面は、シニアホーム紹介事業を展開し、介護家族の負担を軽減するための取り組みを行っている企業です。このたび、同社の「インパクトIPO」実現に向けた活動が、2025年5月21日に発行される書籍『意図をもつ金融:インパクトファイナンスのすべて』に取り上げられることが決まり、その内容が注目を集めています。
インパクトファイナンスとは?
書籍で紹介されるインパクトファイナンスとは、企業やプロジェクトが持つ環境や社会、経済に対する影響を踏まえ、これらのポジティブな側面を最大化し、ネガティブな部分を最小限に抑えることを目指す金融活動を指します。このアプローチは、単なる利益追求に留まらず、社会的な意義をも重視する新しい形のファイナンスです。
インパクトIPOの背景
笑美面は、介護家族の悩みを解消するため、特にシニアホームに関する情報提供に力を入れています。インパクトIPOは、企業が社会に対する影響を定量的に測定・管理(IMM:インパクト測定・管理)し、インパクト志向の資金提供者から資金を調達することで上場を果たすというものです。2023年10月には、東京証券取引所のグロース市場でこのインパクトIPOを実現しました。
書籍での取り上げ
同書籍の第4章「インパクト志向金融の実践―ケーススタディ」では、株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ(CMV)が並走支援してきた具体的な事例として、笑美面の取り組みについて詳しく紹介されます。約10ページにわたるこの内容は、インパクト投資の実践的なプロセスを示すものであり、多くの企業にとって参考になるでしょう。
シニアホームの未来を切り開く
代表取締役社長の榎並将志氏は、笑美面の取り組みがこの書籍に掲載されることを喜ばしく思い、インパクト企業としての歩みはCMVとの出会いから始まったと語ります。彼は、起業家としての使命やビジョンを追求するなかで、インパクト企業としての認識が企業全体に良い影響を与えると感じています。
笑美面のビジョンと今後の展望
笑美面は、シニアホーム介護が「ポジティブで当たり前な状態」を築くことで、介護家族が心の介護に向かい、高齢者が笑顔でいられる社会の実現を目指しています。社会課題の解決と事業成長を両立させる「インパクトスタートアップ」として、その使命を果たしていくことを誓います。
企業概要
株式会社笑美面は、2010年に大阪で設立され、2025年までに大きな成長を遂げています。身近な介護の問題を解決することで、多くの人々の生活に寄与することを目指しています。38ページにおよぶこの書籍の発刊は、その歩みを広く知ってもらう大きな機会となります。日本初のインパクトIPO企業として、これからも注目され続けることでしょう。