新進気鋭の日本画家・新埜康平、初の個展を開催
2025年8月27日から9月2日まで、松坂屋静岡店にて新埜康平による初の個展「A Movie Script」が開かれます。この個展では、日本画の新たな視点で描かれた作品が展示され、多くの来場者に新埜の世界観を楽しんでいただける機会となります。
新埜康平は東京生まれのアーティストで、ストリートカルチャーや90年代の映画から影響を受けて独自のスタイルを確立しています。彼の作品は、絵コンテや漫画のコマ割りスタイルを用いた表現が特徴で、日常の中に映画のワンシーンを見出すことを目指しています。彼のアートは記憶の断片を描き出し、観る人々に心に残る印象を与えます。
展示作品の魅力
本展では、これまでの人気作から新作まで、さまざまな作品が展示されます。特に目を引くのは「be kind rewind」シリーズ。この作品群は、絵画に映画的要素を取り入れることで、ダイナミックさを感じられる内容となっています。
また、展示の中でも特に注目されるのは、「Science Fiction」シリーズです。このシリーズでは、伝統的な山水画にUFOという異質な要素を取り入れ、日常の中に非日常を表現しています。このような軽やかな視点で描かれた作品は、見る者に新たな感覚を提供します。
さらに、本展で初公開となる「A Movie Script #1」は、LIFE誌の特別版からインスパイアを受けた作品です。1940年代のアメリカの社会を描写したこの作品は、時代を超えた普遍的なテーマを探求しています。
作家からのメッセージ
新埜康平は、自身の作品について「生活の中の普遍的な情景を映画のワンシーンのように切り取った」と語っています。彼は、日々の生活の中で感じる小さな変化の重要性を強調し、その変化が大きな出来事の伏線になると信じています。作品は自然や季節によって変化する日本画材を用いて制作されており、鑑賞者が自分自身の日常と重ね合わせることができるように創られています。アトリエ近くの風景を通じて得られるインスピレーションを大切にし、それを作品に反映させています。
個展情報
「A Movie Script」は、松坂屋静岡店北館2階のアート&ラグジュアリーサロンBlanc CUBEで行われます。開場時間は午前10時から午後6時30分(最終日は午後4時閉場)で、入場は無料です。また、新埜康平の在廊日は8月30日と31日で、直接質問ができる貴重な機会です。
この個展の詳細については、松坂屋静岡店やT&Tギャラリーの公式サイトをご覧ください。新埜康平の独自のアートに触れるこの機会を、どうぞお見逃しなく!