WalkMeと富士通、デジタル変革を共に推進
デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)のリーディングカンパニーであるWalkMe株式会社が、富士通株式会社との間で戦略的なパートナーシップを締結しました。この契約により、両社は「WalkMe」のグローバル販売および導入を行い、全世界の主要ビジネスアプリケーションにおけるユーザーエクスペリエンスの向上を目指します。
パートナーシップの目的
WalkMeと富士通の力を合わせ、SalesforceやSAP、ServiceNowなどのアプリケーションに対するクライアントの価値向上を図ります。WalkMeは富士通による販売支援を享受するとともに、顧客企業が持続的に価値を引き出せるように協力していく方針です。これにより、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資の活用が加速します。
DX投資の課題
企業におけるDXの進展に伴い、生成AIやさまざまなデジタル技術の導入が加速しています。しかし、それらを適切に活用するための人の変革が追いついていないことが多いため、多くの企業は期待する成果を上げられずに悩んでいます。WalkMeのDAPは、デジタルアダプションギャップを解消し、DXの目的達成に貢献するための核心的なソリューションです。
富士通の取り組み
富士通は、「Fujitsu Uvance」の理念に基づき、ビジネスアプリケーション領域での取り組みに注力しています。富士通のグローバルビジネスアプリケーション事業本部長、桐生卓氏は、「アプリケーションの利用にあたるエンドユーザーのスキルや知識が重要であり、WalkMeがこれを向上させるためのツールとなる」と強調しています。
WalkMeの導入効果
WalkMeは、企業の業務アプリケーションを利用する際のデジタルフリクションを軽減し、ユーザー体験を分析することで、効果的なチェンジマネジメントを実現します。このことが、企業のデジタル投資のROIを最大化し、DXを加速させる鍵となります。また、WalkMeの特許技術により、経営陣やビジネスリーダーはデータドリブン経営を実現しやすくなります。
今後の展望
今回のパートナーシップは、2024年に向けたWalkMeにとっての重要な一歩となります。代表取締役社長の小野真裕氏は、両社の強みを結集し、グローバルなデジタル変革をリードする姿勢を表明。富士通と共に、企業が持続可能な成長を実現するためのサポート体制を充実させていくことを誓っています。
WalkMeについて
WalkMeは、2011年に設立され、DAP市場のパイオニアとして成長を続けてきました。2021年にはナスダックに上場し、160カ国以上の企業で利用されています。また、米国国防総省やIBM、Nestleなどの大手企業も同社のサービスを利用し、業務の効率化に寄与しています。
このように、WalkMeと富士通はデジタル変革の最前線で協力し合い、企業の成長を支えるための強力なソリューションを提供していく考えです。