プリンで広げる笑顔の輪
三重県津市に位置する「プリンタイム」は、日本初のペーパーカップを使った手作りプリン専門店です。2024年4月から、介護施設に向けた特別な取り組みを始めました。このプロジェクトは、利用者が自分の好みに合ったプリンを選べることで、食を通じて生活の楽しみを感じてもらうことを目的としています。
食事の楽しみを再発見
高齢者にとって、「食べること」は重要な楽しみや生きがいの一部です。プリンタイムでは、特に介護施設に入所している方々が、自分の好きなプリンを選ぶことで、食事への関心を高めることを目指しています。厚生労働省の資料によると、「食べること」が高齢者にとって非常に大切であることが示されています。施設で過ごす利用者が選ぶ喜びや、実際に食べる楽しみを持つことは、豊かな食生活を送るための鍵なのです。
まずは津市を中心に、松阪市や鈴鹿市の介護施設にご配達を行っており、利用者からの反響も好評です。「なめらかたまご」と「抹茶」の2種類の人気フレーバーを用意し、利用者が自分の好きな味を選べるスタイルが評価されています。2024年9月時点で、すでに7つの介護施設からオーダーをいただいており、定期的に喜ばれています。
地元の素材を生かしたプリン
「プリンタイム」では、三重県を中心とした地元の食材を取り入れており、全国でも話題の手作りプリンを提供しています。しっとりとしたクリームとカラメルが絡む「なめらかたまご」と、鈴鹿山脈の伏流水で育った茶葉が香る「抹茶」は、まさに地域の味を感じさせてくれます。地元の農家との連携により、新鮮な野菜や果物を使用し、保存料や防腐剤を使わない優しい甘さのプリンを実現しています。
このように、プリンタイムは地産地消を大切にしつつ、利用者が安心して食べられるプリン作りに取り組んでいます。その結果、施設内でも非常に好評で、食べやすさが高齢者の方々に喜ばれています。さらに、介護施設での製品購入以外にも、高齢者への手土産や入院中のお見舞いの品としても好まれています。
今後の展望
現在は三重県内での取り組みが中心ですが、いずれ全国の介護施設へもこのサービスを展開し、もっと多くの高齢者の笑顔を引き出すことが目標です。食の楽しみを広がる輪を作ることで、地域の高齢者にとって、毎日の生活がより豊かになればと思っています。プリンタイムが描く「食を通じた地域活性化」の未来に、ぜひご期待ください。
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