地域コミュニティ「えんえん」
2025-05-09 19:06:56

大分市に新たにオープンした地域コミュニティ拠点「えんえん」の魅力

大分市の新たな拠点「えんえん」



大分市に位置する「えんえん」は、地域コミュニティと保育を融合させた新しい拠点として注目を集めています。この施設は、0歳から未就学児を対象とした一時預かり保育や病後児保育、医療的ケアが必要な子どもたちを受け入れるために設立されました。ただの保育所ではなく、地域の家として家族、高齢者、子どもたちが気軽に訪れることができる場所を目指しています。

「えんえん」は、「第2回 みらいの福祉施設建築プロジェクト」に応募した292の事業の中から選ばれ、九州では初めて実現したこのプロジェクトは、地域のニーズを基にした斬新な取り組みの一つです。また、羽田東公園と隣接した場所にあり、自然と人が繋がる環境が作られています。

設計の工夫と自然との調和



「えんえん」は、地域との境界を越えて自然と一体感を持つように設計されています。施設内には土間空間があり、訪れた人々が自由に過ごせる場所を提供しています。また、隣接する公園との境界には「野原のような庭」が広がっており、子どもたちや地域の方々が一緒に植栽した空間が存在します。建物自体は地域に開かれた設計が施されており、訪れる人々が気軽に寄り道できる場となっています。

地域課題を解決するための拠点



この施設はただの保育の場ではなく、地域の潜在的な課題に対してもアプローチすることを目的としています。具体的には、孤立を抱える高齢者や子育てに疲れた家庭とのつながりを持つことで、皆が安心して過ごせる環境を目指しています。例えば、地域食堂やミニ図書館、コミュニティキッチンなど、多様な活動が行われます。これにより、地域のつながりを築き、誰もが訪れることができる居場所を提供したいと考えています。

内覧会と落成式について



「えんえん」の開設にあたり、5月の内覧会や竣工式も予定されています。5月18日には内覧会が行われ、自由に見学できる時間が設けられます。また、5月24日にはセレモニーやマルシェが一般開放され、多くの訪問者を歓迎しています。地域住民の参加を通じて、新たなつながりが生まれることが期待されています。

地域貢献を使命に



運営は滝尾保育園が担います。保育士たちは子どもたちの変化に気づく敏感な存在であり、多様な人々との交流を通じて、地域の課題を見つけ出すことができる役割を果たします。このように、「えんえん」は地域住民同士が顔を合わせ、意見交換ができる貴重な場所となっています。

児童虐待や高齢者の孤独など、地域が抱える問題の解決には、私たちが気づき、関わることが重要です。「えんえん」がその中心となり、誰もが参加できる地域社会を築いていくことを目指しています。

未来を担う「えんえん」の可能性



子育て支援の理念に基づいて、保育だけでなく、様々なサポートが必要な人々が集まる「えんえん」。この場所が効果的に地域の支援を行うことができれば、子どもたち、家庭、高齢者と、より良い社会の実現に寄与することができるでしょう。


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会社情報

会社名
社会福祉法人 大分県福祉会
住所
大分県大分市顕徳町17丁目13‐17
電話番号
097-532-3472

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