多摩地域の課題解決に向けた新たな連携が始動
2024年7月25日、パーソルテンプスタッフ株式会社と多摩大学は、地域課題解決と人材育成を目的とした「包括連携に関する協定」を締結しました。この協定は、多摩地域の未来を見据え、すべての関係者が「はたらく」と「まなぶ」を結びつける新たな価値を創造することを目指しています。
地域課題の現状と取り組み
少子高齢化が進む日本社会の中で、特に地方における人口減少や産業の衰退は深刻な問題です。これに伴い、雇用や生活インフラ、教育などさまざまな社会課題が浮かび上がり、解決に向けた新たな取組みが求められています。パーソルテンプスタッフは、こうした課題の解決に寄与するため、地域共創の推進に力を入れています。
実際、同社は福岡県において大学発のベンチャー企業を支援し、経営人材の確保や地元経済団体との連携による事業成長を図るエコシステムの構築に成功。さらに、渋谷区では官民連携によるオープンイノベーションの拠点を運営し、地域の活性化に寄与しています。
包括連携に関する協定の内容
今回の協定成立により、パーソルテンプスタッフと多摩大学は、具体的な取り組みを通じて多摩地域の発展を目指します。主な内容は以下の通りです:
1.
研究会の開催および実証実験
産学連携による研究会を開催し、地域課題をテーマにした実証実験を進行します。
2.
地域課題の解決に向けた協力
地域の持続可能な発展を図るため、産官学民連携の活動への参加を重視します。
3.
キャリア開発支援
多摩地域の産業や社会のニーズに基づいた若者向けのキャリア開発プログラムを実施します。
4.
情報共有と教育プログラムの開発
包括的な情報共有を行い、教育プログラムの開発に取り組みます。
地域づくりへの貢献
パーソルテンプスタッフの執行役員、古舘真二氏は「多摩大学との協定が締結できて光栄です。人材派遣の枠を超え、地域の皆さまと協力しながら持続可能な地域づくりに貢献していきたい」と述べました。企業や教育機関が連携することで、多様なはたらき方を実現し、地域経済を活性化させることが期待されています。
本協定を通じて、パーソルテンプスタッフは「はたらいて、笑おう。」というグループビジョンの実現に向け、地域の人と人とのつながりを育んでいくことを目指します。地域に根付いた取り組みが、次世代の人材育成や地域課題の解決に大きく寄与することでしょう。
まとめ
この新たな包括連携は、多摩地域の未来を切り開くための重要なステップです。地域の課題を解決するため、多摩大学とパーソルテンプスタッフが手を取り合い、地域社会の発展に貢献していく姿勢には大いに期待が寄せられます。今後の取り組みに注目です。