ふくおかフィナンシャルグループが多言語通訳サービスを導入
最近、ふくおかフィナンシャルグループは、株式会社テリロジーサービスウェアが提供する多言語映像通訳サービス『みえる通訳』を正式に採用しました。このサービスは、特に外国人のお客様が多く訪れる福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行の26店舗において、5月末までに順次導入されることが決まっており、今後も多様な言語への対応が期待されています。
導入の背景
福岡地域では、外国人就労者や留学生が増加していることから、銀行を利用する外国人のお客様の増加が見られます。このような状況を踏まえ、ふくおかフィナンシャルグループは、外国人のお客様へのサービス向上を目指していました。
本サービスを導入するにあたり、まず福岡銀行の2店舗で試験運用が行われ、その結果、言語の壁を超えることができ、多くのお客様に満足していただくことができました。『みえる通訳』は、英語や中国語、韓国語だけでなく、ベトナム語やネパール語にも対応しているため、幅広いお客様に利用されています。これらの成功を受け、26店舗へと拡大が決定されました。
『みえる通訳』の特徴
『みえる通訳』は、タブレットやスマートフォンを使って、リアルタイムで映像通訳を行うサービスです。お客様と通訳オペレーターが顔を見合わせて会話することが可能なため、言葉だけでなく、表情やニュアンスも捉えることができます。これにより、従来の機械翻訳では解決できなかった難しい相談やサービスも十分に対応できるのが特徴です。
通訳サービスは、英語、中国語、韓国語をはじめとした13言語に対応しており、24時間365日、迅速にお客様のニーズに応えられる体制が整っています。
障害者への配慮
また、2024年4月から施行される障害者差別解消法の改正に伴い、事業者による障害がある方への合理的配慮が義務化されます。『みえる通訳』では、手話通訳を全プランに標準で提供しており、銀行を含む公共機関でも安心してサービスを利用できる環境が整っています。
会社概要
株式会社テリロジーサービスウェアは、2017年に設立された企業で、ICTソリューションの企画・開発・販売を手掛けています。大企業から中小企業に至る幅広い顧客に、便利なサービスを提供しており、その中でも『みえる通訳』は特に注目されています。月額課金型のICT業務関連ビジネスで豊富な経験を有し、積極的に新しい技術の導入や開発に取り組む姿勢が評価されています。
これらの取り組みが進むことで、ふくおかフィナンシャルグループが提供する金融サービスがより多くの人々に利用されることが期待されています。外国からの訪問者に優しい環境づくりが進むことは、地域全体の活性化にも寄与するでしょう。