島根銀行でのAPI本番稼働開始、オープンレガシーが連携を強化

島根銀行でのAPI本番稼働開始



オープンレガシー ジャパン株式会社が開発したAPIが、株式会社島根銀行において本番環境での稼働を開始しました。この取り組みは、企業のレガシーシステムと最新のオープンシステムを繋ぐための重要なステップとなります。2021年6月から、順次このAPIが利用されるようになり、島根銀行の顧客に新しい金融サービスを提供することが可能となりました。

API開発への道のり



オープンレガシーは、2020年8月に島根銀行とのAPI開発に関する協力を発表しました。銀行側では、わずか半日で接続実験に成功し、オープンレガシーの技術がAPI開発の迅速化に役立つと確信しています。これにより銀行のデジタル化が進み、地域に根ざしたサービスの提供が見込まれています。

新たな金融サービスの誕生



このAPIを活用した最初のサービスは、リニューアルされたモバイルアプリケーション「しまぎんアプリ」です。これにより便利な機能が新たに追加され、顧客満足度が向上しています。また、普通預金以外の商品にも対応するAPIも順次用意されており、さらなるサービス拡充が期待されています。

オープンレガシーの思想



オープンレガシーのゼネラルマネージャーである内田雅彦氏は、島根銀行でのAPI本番稼働に際し、「地域の預金者に利便性が提供されていることを嬉しく思う」とコメントしています。これまで、レガシーシステムとのAPI開発は複雑で難易度が高かったのですが、今回のプロジェクトでその課題が克服されたことが示されています。

未来へ向けた展望



内田氏は、今後さらに多くの金融機関や他の業界のレガシーシステムに対してもAPI開発環境を提供していく意向を示しています。また、デジタル変革やFinTechサービスの進展に貢献し、社会全体のシステムの進化に寄与することを目指しています。特に、近年注目されている「2025年の崖」と呼ばれる問題に対する一つの解決策として期待されています。

OpenLegacyの技術に迫る



OpenLegacyは、2013年にイスラエルで設立されたソフトウェアスタートアップで、米国のニュージャージー州に本社を置きます。彼らの特許技術は企業の基幹システムを迅速かつ安全にAPIとして接続することを可能にします。この技術により、複雑なレガシーシステムをオープンな環境に開放し、ハイブリッドクラウドシステムとの連携を進めています。これからも、デジタルトランスフォーメーションやフィンテックサービスの向上に不可欠な存在として、その役割を果たしていくことでしょう。

会社情報

会社名
オープンレガシー ジャパン株式会社
住所
東京都千代田区大手町 1-9-2大手町フィナンシャルシティ グランキューブ3F
電話番号

トピックス(IT)

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