機会格差解消に挑む
2025-10-15 15:08:16

子どもたちの機会格差をなくす「こどもふるさと便」の取り組み

IMPACT STARTUP SUMMIT 2025におけるネッスー株式会社の挑戦



2025年10月14日、東京コンベンションホールで開催された「IMPACT STARTUP SUMMIT 2025」では、社会課題の解決を目指すスタートアップが一堂に会しました。その中でも注目を集めたのがネッスー株式会社です。本社は東京都世田谷区にあり、代表は木戸優起氏。彼らの目標は、「生まれた環境によるこどもの機会格差が存在しない社会」の実現です。

スタートアップイベントの目的と概要



i「IMPACT STARTUP SUMMIT」は、一般社団法人インパクトスタートアップ協会が主催するイベントで、持続可能な成長と社会課題の解決を目指しています。今年のテーマは「Impact Showcase―社会課題解決の見本市」で、教育、環境、ヘルスケア、地域再生に関わるスタートアップが集まりました。

「こどもふるさと便」の魅力



当日のネッスーのブースでは、こどもたちに“食や体験の機会”を届ける「こどもふるさと便」が紹介されました。この仕組みは、ふるさと納税を通じて地域の特産品や体験を子どもたちに提供するもので、寄附者は特産品を選びながら支援することができます。来場者たちはこれに強い関心を寄せており、特に自治体や企業の担当者は「寄付を募る明確な使いみちが重要」「寄附者が誰を支援できるかを選べるのが斬新」といったコメントをしています。

代表・木戸氏の想い



木戸優起氏は、イベントを通じて多くの企業との出会いがあったことを振り返り、「共感が社会を動かす力になる」と強調しました。彼の思いは、自らが幼少期に感じたこども機会格差に根ざしています。彼は慶應義塾大学を卒業後、商社やコンサルティング会社等で経験を積み、そこで直面した社会的課題に対する意識が高まりました。コロナ禍を契機に、彼は非営利団体のフードバンク事業に参加し、2022年6月にネッスーを設立。

こどもふるさと便の具体的な仕組み



「こどもふるさと便」では、寄附者が特定の地域や団体を指定して、こどもたちに届ける“応援品”を選ぶことができます。このプロジェクトは、日本のこどもたちの約9人に1人が相対的貧困の状況にあるという厳しい現実を受けて、特にひとり親世帯の子どもたちを支えることを目的としています。

寄付者は、地域の特産品や体験を通じて寄附金を活用しながら、子どもたちの支援を行います。この「使いみち共感型」のふるさと納税は、新たな形の寄附文化を築くことを目指しています。今後は、北海道旭川市のプロジェクトを皮切りに、全国で10〜20の地域との連携を計画しています。

ネッスーの今後の展望



木戸氏は、こどもたちに笑顔をもたらし、地域の産業を支える力になる寄附をつなげていく意義を語っています。「何を届けるか、誰に届けるか」という新しい寄附の形を広め、より多くの人々に参加してもらうことを目指します。ネッスーは今後も、こどもたちの機会格差を解消するための挑戦を続けていきます。

終わりに



ネッスー株式会社は、すべての子どもたちに平等な機会を与えるために、地域とのつながりと共感を大切にしている企業です。これからの活動にも期待がかかります。更なる詳細は公式サイトで確認することができ、興味を持った人はぜひアクセスしてみてください。


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会社情報

会社名
ネッスー株式会社
住所
東京都世田谷区代沢4丁目44-4
電話番号
03-6453-2777

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