ITIL契約の新展開
2013-12-18 13:00:04
ITILに基づく日本初のアセスメントサービス契約締結とその影響について
JBサービスがITプレナーズと結んだ国内初のITILアセスメント契約
近年、企業のITサービスマネジメントの改善は喫緊の課題となっています。特に、業務の属人化や複雑さが品質を低下させ、運用コストの増大にもつながっています。こうした背景から、多くの企業がITIL(Information Technology Infrastructure Library)を導入する動きが見られています。ITILは、ITサービスの提供におけるベストプラクティスを集めた体系的なガイドラインです。
このようなニーズを受けて、JBサービス株式会社(以下、JBサービス)は、ITプレナーズとの間で、日本国内で初となるITILに基づくアセスメントサービスの商業利用に関する契約を締結しました。この契約締結により、JBサービスはITIL適用後のプロセス成熟度を測定し、改善支援を行うアセスメントサービスを提供することが可能になります。さらに、ITIL導入を推進するコンサルティングや各種サービスの拡充が期待されています。
JBサービスのITILへの取り組み
JBサービスは2004年からITILに取り組んでおり、これまでに約200名のITILファンデーション認定資格者と2名のエキスパート認定資格者を有しています。2013年には、同社の運用監視センター「SMAC(Solution Management and Access Center)」が、ITILを基にした国際標準規格ISO/IEC20000の認証を取得しました。これにより、JBサービスはITILに基づく信頼性の高い業務運用を実現しています。
TIPAによる成熟度評価
今回の契約において、JBサービスはITプレナーズが提供する「TIPA for ITIL」の商業利用を正式に開始します。TIPAは、ISO/IEC 15504を基にしたITプロセスの成熟度を評価するフレームワークです。これを活用することで、ITILの適用後におけるプロセスの成熟度を定量的に測定し、その結果を基にした継続的な改善が可能となります。
企業のIT運用課題の解決を目指す
JBサービスは、この新たなアセスメントサービスを通じて、顧客のIT運用におけるさまざまな課題を解決することを目指します。特に、業務の品質改善や運用コストの適正化が重要なテーマとなっており、ITILをフルに活用した支援が期待されています。
今後、JBサービスはITILを推進するための多様なサービスメニューを提供し、顧客のITサービスマネジメントの向上に貢献するという強い意志を示しています。この積極的な取り組みにより、業界全体の水準向上が期待されます。
まとめ
JBサービスとITプレナーズの提携は、ITサービスマネジメントの新たな道を切り開くものであり、特にITILの導入に関するニーズが高まる中での重要なステップと言えます。今後の展開に目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィック
- 住所
- 東京都千代田区二番町3番地麹町スクエア 1階
- 電話番号
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03-6380-8944