常陽銀行とスカイディスクが製造業の生産性向上に向けて新たな協業を開始

常陽銀行とスカイディスクが協業開始

2023年9月25日、株式会社スカイディスクと株式会社常陽銀行が連携し、製造業のお客様を対象とした生産性向上の実証取組みを開始すると発表しました。スカイディスクが提供する「最適ワークス」というSaaS型のサービスを通じて、特に中小企業が抱える生産計画の課題にアプローチします。

「最適ワークス」の特徴

「最適ワークス」は、発注情報をもとにAIがリアルタイムで設備の稼働状況や人員配置を最適化し、効率的な生産計画を立案する機能を持っています。大規模な生産管理システムを導入することが難しい中小企業にとって、納期の遵守、品質の確保、在庫管理の適正化、そして生産効率の改善を実現できることが期待されています。

実証取組みの具体的な内容

この実証取組みでは、常陽銀行のコンサルティング部門と協力し、同行のお客様に「最適ワークス」を試行的に提供します。実際の生産現場でのデータを基に、経営課題を解決するエビデンスを収集していく方針です。AIによる計画の立案に加え、長年にわたり蓄積された生産データを活用したDX（デジタルトランスフォーメーション）コンサルティングも行う予定です。

まずは自動車部品を製造している株式会社板橋製作所、栃木県足利市の会社に対して、このサービスの試行提供を行うことが決定しています。この取り組みは、常陽銀行が2024年度に実施予定の新事業協創プログラム「NexusBridge2024」で採択されたアイデアにもとづいています。