建設機械施工の自動化技術に関する現場検証
国土交通省は、建設機械施工の自動化・遠隔化技術を推進するため、現場検証の参加者を募集することを発表しました。これは、国全体の生産性を向上させるための重要な取り組みであり、特に担い手不足の問題に対処するための施策です。
1. 自動化・遠隔化技術の必要性
現在、少子高齢化と人口減少が進む日本では、建設業界における人手不足が深刻な問題となっています。このような状況を打開するため、建設機械施工の自動化や遠隔化が期待されています。これにより、業界の生産性を飛躍的に引き上げることが可能になるとしています。
2. 現場検証の目的
今回の現場検証は、自動施工に関連する機能要件の策定や、その実現状況を実際の現場で確認することを目的としています。特に、令和6年3月に策定された「自動施工における安全ルール」に基づき、自動施工に必要な標準的な機能やその効果と課題を検証します。
3. 募集要項
国土交通省は、以下の条件を満たす技術を持つ参画者を募集します。
・自動施工機械や遠隔施工機械に関する技術の保有
・自動施工や遠隔施工に必要とされる要素技術の理解
・民間企業
・大学、高等専門学校及びその附属試験研究機関
・研究開発を事業目的に持つ一般社団法人、一般財団法人等
令和6年7月29日から令和6年8月26日まで(17:00必着)
選定結果は令和6年9月以降に通知予定、また11月以降に現場検証を実施します。
4. 参加方法
参加を希望される方は、国土交通省のウェブサイトから参加要領や参加提案書をダウンロードしてください。詳細な情報が掲載されています。
国土交通省のページはこちら
5. お問い合わせ
不明な点や質問がある場合は、以下の連絡先までお気軽にお問い合わせください。
大臣官房 参事官(イノベーション)グループ 施工企画室
中根、大野
TEL: 03(5253)8111(内線22434,22435)
直通: 03(5253)8286
E-mail:
[email protected]
自動化技術の進展は、未来の建設業界に革新をもたらす大きな一歩となるでしょう。興味のある方々はぜひこの機会に参加をご検討ください。