築野グループが第25回グリーン購入大賞を受賞!
築野グループ株式会社が、2024年に開催される第25回グリーン購入大賞において、大賞および農林水産大臣賞を受賞しました。この受賞は、同社の特別部門としての取り組みが評価された結果であり、特に国内で発生する米ぬかと廃食用油を高度に有効利用し、サーキュラーエコノミーの実現に貢献している点が注目されました。
米ぬかと廃食用油の有効利用
築野グループは、国内の米ぬかと廃食用油の原料を用いて、様々な製品を開発しています。具体的には、こめ油、機能性素材、工業用油脂といった分野に商品を広げ、それらの製品の市場を着実に拡大しています。これにより、米ぬかと廃食用油のリサイクルを進めると共に、環境負荷の低減にも寄与しています。
こめ油の製造では、米ぬかと米胚芽を原料にして米原油を抽出し、精製を介して高品質な製品が出来上がっています。さらに、機能性素材は、化粧品や医薬品、飼料の原料として利用され、石油由来の製品の代替となる新たな製品を生み出しています。工業用油脂の分野では、こめ油を製造する過程で発生する脂肪酸を活用し、インキや接着剤、潤滑油の製造に利用されています。
受賞の評価ポイント
受賞に際し、評価コメントとして以下のような意見が寄せられました。「貴重な国産資源である米・米ぬかの有効活用に長年取り組み、こめ油や機能性素材、工業用油脂の新たな製品創出、さらには、廃食油のリサイクル事業化など、消費拡大に向けた啓発活動も高く評価できる。精米工場から安定的な米ぬかを調達し、環境面と経済性を両立させている点は、サーキュラーエコノミーを具体化する優れた事例である。」
グリーン購入大賞とは?
グリーン購入大賞は1998年に創設されたもので、環境負荷低減や社会的責任を重視する事業者を表彰する制度です。主催はグリーン購入ネットワーク(GPN)で、環境省や経済産業省などが後援を行っています。今回の受賞は、築野グループがエコ製品の普及に貢献したことの証明とも言えるでしょう。
表彰式の詳細
表彰式は2024年12月12日(木)に東京のコングレスクエア日本橋で行われる予定で、受賞団体およびメディア関係者のみで開催されます。この機会に、企業の環境活動に対する関心がより一層高まることが期待されています。
サステナビリティに向けた築野グループの取り組み
築野グループは、米ぬかを100%活用するための多様な事業を展開しており、健康と美のシンボルとしての米ぬかを、高度に有効利用しています。特に、こめ油製造事業に加え、ファインケミカル事業やオレオケミカル事業を通じて、米ぬかの成分を最大限に活用し、農業資源の再利用促進に取り組んでいます。
これからも築野グループは、国内の米ぬかを利用して持続可能な社会の実現に向けて努力していく所存です。彼らの取り組みを通じて、地球環境や生産者、消費者の良い循環が生まれることを期待したいところです。