職場の災害時通信手段の不備
全国の男女を対象にしたテレネット株式会社の調査によると、なんと52.9%の回答者が「職場に災害時用の通信手段を用意していない」と答えたことが明らかになりました。自然災害が近年多発している中、職場での迅速な連携と情報共有が求められるにもかかわらず、実際には半数以上の人々がその準備をしていない状況です。
調査概要
この調査は2024年6月29日から7月8日まで行われ、446名の会社員、公務員、団体職員を対象にインターネットを通じて実施されました。質問内容は、災害時の通信手段の準備状況や、過去の災害による通信障害の認識、そして職場で利用されている具体的な通信手段について尋ねるものでした。
通信手段の認識
調査の結果、90.4%が災害時に通常の通信手段がつながりにくくなることを知っている一方で、61%は通信障害が長期に及ぶ可能性があることについても理解していることがわかりました。しかし、39%はこのリスクを知らなかったという結果も見逃せません。
職場での通信手段
職場で災害時用の通信手段が用意されているかどうかを質問したところ、52.9%の人々が「用意していない」と回答しました。それに対し、約20.4%の人々は「用意している」と答え、特に「安否確認アプリ」が84.6%の割合で使われていることが分かりました。安否確認アプリを主に使用する理由としては、「簡単に安否が確認できる」といった声が圧倒的に多く見られました。
不安要素
職場の災害時用通信手段に対して求められている機能では、「屋内外でつながりやすい」ことが多くの人によって期待されています。また、災害時の通信が困難になることによる不安として、35.2%の人々が「社員間の業務連絡が取れないこと」を最も心配しており、続いて「職場の状況がわからない」という回答が33.9%を占めました。特に問題視されているのは、業務における連携や状況把握の難しさです。
まとめ
この調査を通じて、職場における災害時の通信手段についての準備が不十分であることが浮き彫りになりました。安否確認の手段があるだけではなく、より信頼性の高い通信手段の整備が必要です。
テレネット株式会社が提供する「ハザードトークM1」は、こうしたニーズに応える災害時通信の特化型無線機です。職場で災害が発生した際でも冷静に対処できるよう、この機会に自社の災害時の通信手段について再評価してみることをお勧めします。