環境への配慮が光る新素材
持続可能な社会の実現に向け、吉原鉄道工業株式会社とミズノ テクニクス株式会社が共同で開発したのは、環境配慮型しゃ断かんです。近年、環境問題が深刻化する中、新しい素材『バサルト繊維』が注目を集めています。本製品は、強度と軽量性を兼ね備えたFRP製しゃ断かんにこの新素材を採用し、従来のガラス繊維に代わる選択肢として位置付けられています。
バサルト繊維とは?
バサルト繊維は天然素材である玄武岩を100%原料とした繊維で、その製造過程では環境負荷の高い化学物質を一切使用しておらず、有毒なガスや有害物質の排出を防ぎます。最近の学術研究に基づくLCA調査によれば、バサルト繊維を用いることで、製造時の地球温暖化係数を従来の素材と比較して、平均約45%から最大で78%削減できることが証明されています。これにより、よりエコロジカルな選択肢が提供されるのです。
焼却処理の新たな可能性
バサルト繊維の特長の一つは、焼却処理時に液状化せず粒子状になる点です。この特性により、焼却炉内壁に固着せず、炉を傷めることなく多様な廃棄方法を選択できる可能性が広がります。さらに、有害物質やマイクロプラスチックの流出を抑制する効果もあります。
驚異的な性能を持つバサルト繊維
この新素材は強度だけでなく、様々な特性にも優れています。高い弾性率と強度はもちろん、耐切創手袋にも用いられるほどの高強度を誇ります。また、不燃素材であるため火災リスクを低減し、優れた絶縁性が落雷対策にも貢献します。化学的安定性や耐候性も高く、吸水率は従来素材の約6分の1です。
環境負荷の低減と安全性の確保
今回の共同開発では、バサルト繊維の特長を最大限に生かしつつ、従来品と同等の質量と強度を持つしゃ断かんを実現しました。これにより既存の作業手順を維持しながらも、踏切保守が可能になりました。鉄道運行の安全性を確保しながらも環境負荷を大幅に低減し、持続可能な社会への一歩を踏み出しています。
お問い合わせ先
この新たな環境配慮型しゃ断かんについての詳細は、以下のリンクからご確認いただけます。
吉原鉄道工業株式会社
公式サイト
ミズノ テクニクス株式会社
公式サイト
お客様のご相談は
ミズノお客様相談センター
TEL:0120-320-799
持続可能な未来を見据えたこの取り組みが、鉄道の安全な運行を支え、幅広い社会的課題の解決につながることを願っています。