父の夢を継ぐ一杯!「ラーメン登龍門2024」準優勝の『らーめん愉悦処 鏡花 八王子想庵』がラー博に出店!
新横浜ラーメン博物館は、3月6日に開館30周年を迎え、記念企画としてラーメン職人の発掘を目的としたコンテスト「佐野実メモリアル ラーメン登龍門2024」を開催しました。
「国産小麦の風味と旨味を生かした味噌ラーメン」をテーマに、全国から熱いラーメン職人が集結。第3位から優勝店は、順次ラー博に出店することになりました。
7月18日(木)から11日間限定で出店するのは、準優勝の『らーめん愉悦処 鏡花 八王子想庵』。店主の町田将一氏は、25年前の大会に惜しくも敗退した父の夢を叶えるべく、この舞台に立ちます。
25年前の父の夢を継ぐ
町田将一氏の父・恵一氏は、1999年の第1回ラーメン登龍門に出場。3次の審査員試食まで残ったものの、惜しくも敗退。ラーメン博物館への出店という夢は叶いませんでした。
将一氏は、高校卒業後、銀座の日本料理店で修業した後、父の経営するラーメン店「鏡花本店」で働き、2022年6月に「らーめん愉悦処 鏡花 八王子想庵」を開業。
「父が25年前出場し、惜しくも準決勝で敗退し、夢はかないませんでしたが、あの時父が出場していなければ、もしかしたら自分もラーメンをやっていなかったのではないかと考えるようになりました。まだまだ未熟ものではありますが、父の果たせなかった夢を叶えたいという想いがあり、開催を知りすぐに出場することを決めました。」と、将一氏は語ります。
「山椒味噌変化」で父の想いを伝える
大会で披露した「山椒味噌変化」は、山水地鶏や野菜の旨味が凝縮された鶏清湯スープに、3種類の味噌をブレンドした“味噌玉”を溶かしながら味わう一杯。
国産小麦「ゆめちから」「春よ恋」「南部きらり」をブレンドした麺は、味噌スープに負けない存在感を放ち、和歌山県産ぶどう山椒と和山椒香油がアクセントになっています。
「もちろん優勝を目指して準備を進めてきましたので、悔しさはあります。ただ、準優勝という評価をいただいたことは大変嬉しいですし、自信にもなりました。新横浜ラーメン博物館に出店するという父が果たせなかった夢が叶ったことは何よりも嬉しいですし、期間中、父もこの舞台に立ち、親子で楽しみながらラーメンを作れればと思っております。」と、将一氏は喜びを語ります。
父の夢を叶え、自身のラーメン人生の新たな章を刻む町田将一氏。彼の作る一杯に、ぜひ注目してみてください。