株式会社アスソラが取締役会設置会社に移行
再生可能エネルギー事業を推進する株式会社アスソラが、2025年7月1日付で取締役会設置会社に移行することを発表しました。これは、2025年6月25日に開催予定の定時株主総会での承認を受けたものです。この移行は、アスソラの事業拡大を目的としており、組織体制をさらに強化する狙いがあります。
新たな経営体制の構築
アスソラは、取締役会を新設し、経営陣の顔ぶれを一新しています。新任の取締役には、20年以上の再エネ業界での経験を持つ今田稔氏が選ばれ、事業開発を管掌します。彼は建設やパネルメーカーとしても実績があり、地域循環型社会の実現を目指しています。
また、社外取締役には河村修一郎氏がボードに加わり、環境エネルギー特化型ファンド運用の経験を背景に、新規事業への関与を強化します。監査役には、田辺靖雄氏が就任し、長年のエネルギー分野での経験を持ち寄ります。
新たな経営陣は、より多面的な視点での意思決定を行い、再エネ事業の推進を一層加速させる体制作りを目指します。これにより、コーポレートガバナンス体制を確立し、企業としての信頼性を担保しつつ、持続可能な成長を実現することが期待されています。
再エネ事業の進化
アスソラは、太陽光を中心とした再エネ事業に特化したスタートアップで、脱炭素化を目指す企業に向けてクリーンな電力を供給しています。現在、東北電力との契約に基づくコーポレートPPAを通じて、NTTドコモに電力を順調に供給しており、新たな案件の開発も進めています。今後は、系統用蓄電池事業にも取り組むことで、「再エネのフル活用」を実現する方針です。
脱炭素社会の実現が求められる中、RE100企業の増加に伴い、アスソラの事業モデルは持続可能なエネルギー供給の一環としてますます重要視されています。電力需要家との連携により、再エネ発電所の新設を進め、さらなる環境負荷の軽減を図ります。
農業とエネルギーの共生
アスソラは、太陽光発電と農業を融合させた「営農型太陽光」にも力を入れています。この取り組みにより、農地の上に太陽光発電設備を設置し、発電しながら農業生産も行うことで、地域の活性化に貢献することを目指しています。
加えて、電力消費と再エネ発電量の最適化を図るため、系統用蓄電池事業の確立を通じても、発電量の変動を受け入れる余地の拡張に注力します。これにより、再エネ導入の促進と持続可能な社会の構築を実現していきます。
人材育成とチームの強化
アスソラでは、現在、ミッション「再エネのフル活用」を共感し、課題に挑戦する仲間を募集中です。チームワークを重視し、主体的に行動できる方を求めています。特に地域に根ざした事業開発職など、各地方在住の方々については、フルリモート勤務も可能な環境を整えています。
会社概要に関しては、アスソラの公式ウェブサイトを通じて確認できます。再生可能エネルギー分野において新たな価値を創造し、社会に貢献する企業としての成長を目指すアスソラに、今後も注目が集まることでしょう。