ヌーラボの新機能が業務の効率を変える
福岡市に本社を構える株式会社ヌーラボは、プロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」に新たなAI機能を追加したことを発表しました。特に注目すべきは、会議の内容を元に自動でタスクを抽出し、起票する「AI バックログスイーパー」です。この機能の導入により、チームは会議後のタスク整理にかかる手間を省くことができ、効率的な業務運営が可能となるでしょう。
AI バックログスイーパーの概要
「AI バックログスイーパー」は、会議中の議事録や音声テキストを自動で解析し、必要なタスクを特定・登録・更新します。この機能により、タスクの漏れや共有の遅延といった問題を防ぎ、プロジェクトの進行がよりスムーズになることが期待されます。現段階ではGoogle Meetに対応しており、今後Microsoft Teamsにも適用される予定です。これにより、業務のデジタル化が進み、時間の節約に繋がるでしょう。
Backlog AI アシスタントについて
さらに、ヌーラボが開発中の「Backlog AI アシスタント」は、2026年初頭にプレミアムプラン・プラチナプランのユーザーを対象に提供が開始される予定です。このAIアシスタントは、Backlog内の様々な情報をチャット形式で整理し、プロジェクトの運営をサポートする役割を果たします。すでに実施されたβ版では、多くのフィードバックが寄せられ、現在はその意見を基に機能の改善が進められています。
ヌーラボのビジョン
ヌーラボは、「チームワークマネジメント」という考え方を提唱しており、それに基づいたAI機能を提供することで、組織全体の生産性向上を目指しています。CPOである中島氏は、Nulab Conference 2025にて、AIを活用した新しいチームワークマネジメントの枠組みを発表しました。その名も「Nulab AIエージェント(仮)」です。この構想は、ヌーラボの過去のデータを分析し、チームの状況を判断するAIを開発して、業務の滞りをなくすことを目指しています。
業務の効率化を実現するAI機能
「AI バックログスイーパー」と「Backlog AI アシスタント」は、それぞれ異なるフェーズでプロジェクトを支援します。前者がタスク起票を自動化し、後者が運用フェーズでの意思決定をサポート。この二つのAIが連携することで、チームの業務がより円滑に運営され、成果を積み重ねられる環境が整うのです。
まとめ
これからもヌーラボは、20年の経験を元に新しい技術を駆使して、より良いチームワークマネジメントの実現に向けて努力を続けていくことでしょう。業務の効率化を目指す多くの企業にとって、この新機能は魅力的な選択肢となり、チームの生産性向上へとつながることが期待されています。今後のヌーラボの展開から目が離せません。
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