津南醸造がSustainable Food Night #28で日本酒の魅力を発信

新潟県津南町に本社を置く津南醸造が、2025年7月28日に東京の西新橋にあるSustainable Food Museumで開催された「Sustainable Food Night #28」にドリンクパートナーとして参加しました。本イベントは、発酵とクラフトをテーマに、特にカカオの香りに焦点を当てたものです。ゲストには、スペシャリティカカオの発酵と製品開発を行うWHOSE CACAO代表の福村瑛氏が登場し、東南アジアの発酵技術や日本市場における応用についてのトークセッションが行われました。

津南醸造は、「郷（GO）GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition」を提供し、参加者に日本酒の魅力を伝えました。津南町の豪雪地域に根ざしたこの特別な酒は、香料や添加物を一切使用せず、自然の力で発酵・熟成されています。そのため、カカオ発酵との共通点を感じさせる香味が、多くの参加者から高い関心を集めました。

発酵の奥深さを取り入れた体験

イベントではWHOSE CACAOが主催し、さまざまな産地のカカオ豆の試食が行なわれました。来場者は発酵によって生まれる多様な香りと味わいを楽しみ、発酵の魅力に触れる機会が得られました。特に、WHOSE CACAOの発酵カカオコーラや、フードコスメORYZAEのグラノーラチョコは、多くの人々の注目を集めました。

津南醸造は、自然の力に基づいて発酵を進化させ、今後も持続可能な食文化の発展に貢献する姿勢を新たにしています。日本酒の新たな可能性を探求する中で、今後も多様なイベントに参加し、発酵文化を広めていく意気込みが窺えます。

イベントの詳細

「Sustainable Food Night #28」は、持続可能な食文化を育むためのイベントです。実行委員会は、地域の文化や食材を生かした提案を行うことを目指しており、今回のテーマもその一環です。ゲストの福村瑛氏をはじめ、モデレーターとして株式会社リバネスの塚田周平氏や、Sustainable Food Asiaの海野慧氏が参加しました。

このイベントは、発酵というテーマの下、日本酒やカカオに共通する文化の深さを掘り下げる良い機会となりました。津南醸造とWHOSE CACAOのコラボレーションは、単なる味覚の発信だけでなく、発酵の持つ豊かさを感じさせるものでした。

津南醸造について

津南醸造株式会社は、新潟県の中魚沼郡津南町に位置し、地元の酒米「五百万石」や「魚沼産コシヒカリ」を用いた酒造りに特化しています。豪雪地帯での厳しい環境の中、自然と共生した酒造りを行っている津南醸造の製品群は、革新と伝統の融合が特徴です。2025年には、新潟の酒造技術選手権で知事賞を受賞し、その技術力を証明しました。これからも津南醸造は、地域の文化を守りつつ、発酵を軸とした新しい食文化の創造に邁進していくことでしょう。

公式ウェブサイトは、こちらからご覧いただけます。