復職後のメンタルヘルス
2024-11-14 13:17:20

復職後もメンタル不調9割超!休職者の意識調査でわかったストレス対策と回復への道のり

復職後もメンタル不調は続く?休職経験者100名への意識調査結果



株式会社Rodinaが実施した調査によると、メンタルヘルスの不調により休職経験のある会社員100名中、実に92%が復職後も何らかの不調を感じていることがわかりました。この調査は、全国の20~60歳の会社員を対象に、休職中および復職後の意識についてインターネット調査で実施されたものです。

休職中の取り組み:ストレスコントロールが最重要課題



調査では、休職中に最も意識した取り組みとして「ストレスコントロール」が54%と最も高い割合を占めました。ストレスが休職の原因となっているケースが多いため、この結果は至極妥当と言えるでしょう。

それに次いで「睡眠時間の改善(50%)」、「生活習慣の改善(41%)」が多く挙げられています。心身の健康を取り戻すために、休息と生活リズムの改善が不可欠であることがわかります。

生活面では「ストレスの要因から離れる(63%)」が最も多く、休職期間中にストレス源から距離を置くことが重要視されていることが分かります。また、「趣味に時間を費やす(45%)」、「運動を取り入れる(45%)」といった回答も多く、心身をリフレッシュするための余暇活動が重視されていることがわかります。

睡眠に関しては「睡眠時間の長さ(69%)」が圧倒的に多く、質の高い睡眠の確保が復職に向けての重要な要素であることが示唆されています。その他、「就寝時間を決める(46%)」、「起床時間を決める(36%)」といった回答も見られ、規則正しい生活リズムの重要性が浮き彫りになっています。

ストレス対処法:音楽鑑賞や食事が人気



ストレス対処法として最も多かったのは「食事や飲酒(42%)」と「音楽・映画鑑賞(42%)」で、どちらも同率でした。趣味や娯楽を通じてストレスを軽減しようとする傾向が強いようです。次いで「運動(39%)」、「ショッピング(36%)」などが挙げられています。

専門家からのアドバイス



精神科医前田佳宏院長は、今回の調査結果について、復職後のメンタルヘルス不調の予防には、ストレスコントロールが非常に重要であると指摘しています。また、一人で抱え込まず、必要に応じて復職支援プログラムなどを活用することも有効な手段であるとアドバイスしています。

株式会社Rodinaの取り組み



株式会社Rodinaは、今回の調査結果を踏まえ、今後もリワーク支援を積極的に展開し、より多くの人が適切なサポートを受けられる社会の実現を目指していくとしています。

まとめ



本調査から、メンタルヘルス不調による休職経験者の多くが、復職後も不調に悩まされていることが明らかになりました。ストレスコントロールの重要性や、休職期間中の適切な取り組み、そして専門家によるサポートの必要性が改めて浮き彫りになったと言えるでしょう。企業にとっても、従業員のメンタルヘルス対策は喫緊の課題であり、適切な支援体制の構築が求められています。

調査概要

調査期間:2024年10月8日~15日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:メンタルヘルスの不調により休職した経験のある20歳~60歳
* サンプル数:100人



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会社情報

会社名
株式会社Rodina
住所
広島県広島市南区松原町2-62広島JPビルディング7F
電話番号
082-569-9311

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