高校生向けプレ就労支援プログラム「Be Pro」
認定NPO法人CLACKが実施するプレ就労支援プログラム「Be Pro」が、2024年8月19日から23日まで、東京と大阪で同時開催されることが決定しました。このプログラムは、主に経済的な事情を抱える高校生を対象としており、Salesforceの助成を受けて実施されます。プログラム内容には、Salesforce認定講座の受講やIT企業の現場見学を含んでいます。
「Be Pro」はIT業界に特化し、若者に必要な専門スキルを習得させることを目指しています。具体的には、参加者は5日間にわたってこの講座を受けられ、さらに希望者はインターンシップの機会にもチャレンジできます。これにより、高校生たちは自らのキャリア選択肢を広げ、将来の進路を具体的に考えることができるようになるのです。
高卒就職市場の現状
最近のデータによると、日本の高卒就職希望者は約12.1万人にのぼり、求人倍率は3.98倍と過去最高水準です。しかし、高卒者の3年以内の離職率は40%に達し、そのうち10.7%は入社から半年以内に離職しています。この問題の根本的な原因は、就職活動時の情報不足や、職業生活の自律性が低いことに起因しています。「Be Pro」を通じて、専門的なスキルを身につけることで、こうした課題を解決する手助けを目指します。
プログラムの詳細
本プログラムでは、高校生がSalesforceを利用した顧客関係管理(CRM)について学ぶ機会を提供します。Salesforceは、さまざまな業界で導入されているため、実践的なスキルを習得することが可能です。また、実際にIT企業でのインターンシップを体験することで、自らの将来像を描く手助けにもなります。
「Be Pro」には東京・大阪で、各会場20名の定員があります。受講者たちは、チームでのグループワークやプロジェクトに取り組み、自らの活躍の場を広げるチャンスが与えられます。過去の参加者から寄せられた声には、「社員の経歴やキャリアトークから、自身の進路についての不安が軽減されました」との感想もあり、プログラムの意義が証明されています。
申し込みについて
報道機関向けに、全5日間のうち4日間にわたり取材・見学の機会を設けます。興味のある方は、公式申し込みフォームからご登録いただければと思います。
https://forms.gle/sj6zdBNcMrz9SjsD8
申し込み締切は2024年8月16日(金)16:00です。希望と可能性に満ちた高校生たちの新たな一歩を、ぜひご一緒に見届けてください。
CLACKの活動について
CLACKは、貧困の連鎖を断ち切るべく、若者が社会で自立できる力を育むための多様なプログラムを展開しています。プログラミング学習支援やキャリア教育など、高校生に向けた無償の支援を行っています。今回の「Be Pro」はその一環として、将来のIT人材を育成し続ける重要な取り組みです。
更に詳しい情報は、CLACKの公式ホームページをご覧ください。