岡山スイキュウが初導入したコミック教材による研修サービス

岡山スイキュウがコミック教材を活用した新たな研修に挑戦

岡山スイキュウ株式会社が、パーソルグループが展開するコミック教材を活用した研修サービス『コミックラーニング』のワークショッププランを初めて導入した。この新しい研修プランの目的は、社員のコミュニケーション能力を向上させ、業務環境の改善やハラスメントの防止を図ることだ。

導入経緯と背景

従来の研修プランでは、一日の半日で終了する内容が大半であり、基本的な知識は得られるものの、学びの継続性や社内の浸透率に課題が残っていた。それに対し、今回導入したワークショッププランでは、受講者が主体的に参加できる内容となっており、より効率的な学びを期待できるという点が魅力とされた。

岡山スイキュウ株式会社の人事部、貝原圭史氏は、「社内で良好な関係を築くためには、コミュニケーション能力の向上が必要です。この研修を通じて労働環境の改善や、トラブルの発生を抑制できることを期待しています」と語る。

ワークショッププランの特徴

『コミックラーニング』の特徴として、受講者はコミック教材の登場人物になりきってロールプレイを行うことができる。また、過去の体験を共有しながら、様々なテーマについて議論を交えられるため、受講者の自発的な学びを促進するデザインになっている。

このプランでは、受講者が実践的なスキルを身につけるだけでなく、学びを自分ごととして捉えることができる。さらに、研修後にはe-learningを通じたフォローがあり、学びの定着を支援する仕組みも整っている。ワークショップには60名の社員が参加し、積極的なコミュニケーションを展開した。

『コミックラーニング』の普及状況

『コミックラーニング』は2021年8月よりサービスを開始し、今や110万人のユーザーを超え、多くの企業から高い評価を受けている。企業がこの研修教材を選ぶ理由として、クリエイティブなストーリーや、内製ではできないような新しいアプローチが挙げられる。これにより、参加率の向上や、企業のコンプライアンス意識の向上が期待されている。

また、『コミックラーニング』の事業責任者である仙波敦子氏が経営学者の入山章栄氏と対談した動画は、過去最高の視聴数を記録するなど、その注目度は高まり続けている。

今後の展望

パーソルイノベーション株式会社は、今後も『コミックラーニング』のさらなる普及とともに、企業の学びを支援するための新たな施策を展開していく考えだ。岡山スイキュウもこの取り組みを通じて、従業員の成長とともに、企業文化の向上を図ることが期待されている。これは単に研修に留まらず、職場全体の環境改善と、より良いコミュニケーションの実現に向けた重要なステップと言える。