新たな旅館ブランド
2020-10-19 11:00:04
アマン創業者による新たな旅館ブランド『Azumi』が日本を魅了する
新たな旅館ブランド『Azumi』の幕開け
アマン創業者のAdrian Zechaが新たに立ち上げる旅館ブランド『Azumi』が、2021年春に瀬戸内での開業を予定しています。このプロジェクトは、日本特有の宿泊形態である「旅館」を通じて地域や人との相互作用を大切にし、「旅館の再定義」を目指すものとなっています。
ゼッカは約60年前に日本で初めて旅館という文化に接し、その家庭的でおもてなしの精神に感銘を受けました。『Azumi』では、エクスクルーシブなデザインを維持しつつも「旅館は人である」という基本理念を掲げています。これは、地域社会との温かい繋がりを重視し、賑やかな宿泊体験を提供することを意味しています。
この新しいアプローチでは、地域の伝統やコミュニティーを尊重しつつ、次世代に向けての方法を模索しています。プロジェクトには、数寄屋建築を重視する六角屋の三浦史朗氏が参加しており、日本的な建築の概念を融合させた設計を進めています。これにより、国際的に旅行慣れしたゲストにも満足してもらえる空間を提供する狙いがあります。
開業地の選定
『Azumi』の第1号店は、自然豊かな瀬戸内の島に開設予定です。澄んだ青い海や豊かな土壌が特徴のこの地域は、柑橘類の栽培や漁業が盛んで、観光名所としても多くの魅力を持っています。広島から愛媛を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」にも近く、アートイベントなどの文化活動が盛んに行われています。
『Azumi』のネーミングの背景
ブランド名の『Azumi』は、日本の成り立ちに由来し、様々な民族によって築かれた多様性を反映しています。古の海の民にちなんで名付けられたこの旅館は、地域に根ざした独自のおもてなしを提供します。
創業者たちの思い
Adrian Zechaは、日本での生活を振り返り、かつて出会った旅館が地域に深く根付いたものであったことを覚えています。彼は旅館の持つ家庭的なおもてなしの重要性を強調し、ゲストが自宅にいるような親しみやすい空間を提供したいと考えています。
Naru Developmentsの岡雄大は、ゼッカが旅館に対する敬意を表し、彼が新たな形での旅館の提案に挑戦したいと思ったことを語っています。また、共同代表の早瀬文智は、日本のホテルやレストランが地域のルーツから遠ざかる傾向に触れ、『Azumi』が真の文化的体験を追求すると述べています。
こうした思いを胸にしながら、プロジェクトは進行中です。1号店の開業が待たれる中、旅館『Azumi』の独自の魅力がどのように発展していくのか、期待が高まっています。
会社情報
- 会社名
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株式会社 Azumi Japan
- 住所
- 京都府京都市中京区押小路上金吹465番地
- 電話番号
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