医療を自ら選ぶ
2022-09-24 13:17:20

自分の医療を選べる時代が来た!在宅医療の新たな選択肢

高齢化社会と在宅医療



昨今、急速に進む高齢化が私たちの医療の在り方を大きく変えています。特に在宅患者の数が増加しており、国もこの流れを受けて入院機能を縮小し、在宅医療の推進を進めています。このことから、患者は医療サービスを自宅で受ける選択肢を持つようになり、この制度がより広がることが期待されています。

一方で、在宅医療の需要が高まる中、ケアマネジャーの業務には大きな課題があります。多くの高齢者が在宅サービスを利用するためには、彼らのケアプランを作成する必要がありますが、業務の忙しさや情報不足から、ケアマネジャーは十分な情報を得ることが難しい状況にあります。このため、患者に最適なサービスが提案されないリスクが生じるのです。

在宅医療どっとコムの登場



このような背景を受けて、情報技術を活用した『在宅医療どっとコム』が誕生しました。このポータルサイトは「人生100年時代、受けたい医療は自分で決める」というコンセプトのもと、患者やその家族、自宅での医療を希望する人々に向けて設計されています。具体的には、ユーザーは自宅から半径16km内のクリニック情報を簡単に検索でき、必要な条件に応じてフィルタリングが可能です。また、医師やクリニックの担当者へのインタビューを通じて、その人柄やクリニックの理念を知ることができ、患者が自ら納得のいくサービス選びができるようサポートしています。

ケアマネジャーの負担軽減



このシステムのユニークな点は、患者とケアマネジャーの架け橋となることです。利用者は自分の条件に適したサービスを見つけ、ケアマネジャーに相談することで、より良いケアプランが実現します。これにより、ケアマネジャーは多くの情報を持って行動することができ、紹介業務にかかる時間を大幅に短縮し、より多くの患者の支援に専念できる環境が整います。

福祉開発研究所のビジョン



福祉開発研究所の代表、金井和彦氏は、在宅医療どっとコムの設立背景を詳しく語ります。新型コロナウイルスの影響で、外出を控える患者が増え、需給のバランスが崩れたため、自ら働きかける新たな在宅医療の形を模索してきたとのこと。特に、ケアマネジャーの役割は、単にサービスを紹介することではなく、その後の患者モニタリングを通じて、彼らの生活の質を高めることだと強調しています。

今後の展望



在宅医療どっとコムは、単なる情報提供の場ではなく、在宅医療についてのコラムも掲載し、より多くの人々が知識を得ることができるようになります。これにより、在宅医療がどのようなものであるかを調べたい患者やその家族のための入り口を提供することを目指しています。福祉開発研究所は、今後も「健康・生きがい・安心まちづくり」を理念に、多くの人々が幸せな情報を育むサポートを続けることに力を注ぎ続けるでしょう。これは私たち全員にとって重要な価値をもたらす取り組みです。

会社情報

会社名
株式会社福祉開発研究所
住所
東京都千代田区平河町1-7-20
電話番号
03-3239-8788

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