新たなコミュニケーションの形「のぞけるスナック」プロジェクト始動
株式会社A Inc.が運営するライブ配信サービス「ふわっち」は、全日本スナック連盟と協業し、2024年8月23日に新たなプロジェクト「のぞけるスナック」を発表しました。このプロジェクトの目的は、スナックの内部やママの人柄をリアルタイムで配信することで、スナックを訪れたことのない人々にもその魅力を伝えることにあります。
「のぞけるスナック」とは
スナック文化は、インバウンド需要の拡大や近年のナイトタイムエコノミーの影響で再評価されています。しかし、スナック初心者は「一見さんお断り」というルールや、外からでは判断の難しい店内の雰囲気に不安を感じることも多いのが現実です。「のぞけるスナック」は、そうしたハードルを取り除くため、ライブ配信を通じてスナックの様子を気軽に覗いて見られる新しい試みです。
現在、このプロジェクトには約20店舗のスナックが参加を準備中で、さらには新たに参加希望のスナック店舗を募っているとのことです。スナックのママたちは自分たちの店舗や様子を配信し、視聴者はオンラインでその様子を見ることができ、実際に店舗を訪れる前にお店の雰囲気を把握できるようになります。
このプロジェクトにより、新しい顧客がスナックに足を運びやすくなり、同時に常連客の獲得にもつながることが期待されています。特に、ライブ配信機能を活用することで、スナックとお客様との距離を縮め、より豊かなコミュニケーションを生むことを目指しています。
スナック配信の実績
既に実施されているテスト配信では、短時間で約1,000人の視聴者を獲得するなど、見込みが立っています。例えば、あるスナックのアカウントでは、最大同時視聴者数550人を記録し、平均で月約7万円の副収入を上げた事例もあり、スナック関連アカウントの収益化の可能性が明確になっています。
参加スナックの声
参加を決めたスナックママからもポジティブな声が上がっており、実際の配信を通じて多くの新しい方々に自店を知ってもらう機会が増えているといいます。例えば、鶯谷にある「CoCoNiMo」のみわママは初回配信で100人以上の視聴者を得たことに驚いたと語ります。また、「スナック楽しく生きていく」の沙耶ママも、配信を通じて新たな交流を楽しみながら、収入アップを目指しています。
全日本スナック連盟からの期待の声
全日本スナック連盟の会長である玉袋筋太郎氏もこのプロジェクトについてコメント。彼は、「スナックの魅力を気軽に体験できる形は時代の流れを感じさせる」と語り、スナック文化の更なる普及と発展に向けた期待感を示しています。
プロジェクト参加店舗の募集開始
「のぞけるスナック」に参加したいというスナック店舗に向けた募集が開始され、詳細は特設サイトにて確認することができます。ふわっちは、参加にあたってのサポートも行うため、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
「ふわっち」は、2015年のサービス開始以来、幅広い年齢層に支持されています。今後のスナック業界の新たなコミュニケーションの形として、「のぞけるスナック」に期待が高まります。