モブキャストHD、ブロックチェーンで新たな社会貢献モデルを実現
株式会社モブキャストホールディングス(モブキャストHD)は、2023年10月3日に「ソーシャルインパクトパスポート(SIP)構想」の実証フェーズに突入したことを発表しました。この構想は、ブロックチェーン技術「Solana」を使用し、ファンの社会貢献活動を可視化することで、企業と社会の成長を同時に実現することを目指しています。
ソーシャルインパクトパスポート(SIP)構想とは
SIP構想は、モブキャストHDが進めるWeb3技術を活用した新たなエコシステムの構築を目指すものです。ファンの行動や社会貢献が連鎖して企業成長に繋がる「循環型エコシステム」を形成し、共感が価値となる社会の実現を追求しています。今後3年以内には、モブキャストグループが展開する全てのソーシャルエンターテイメントやメディア事業とこの構想が連携される予定です。
特に注目しているのは、モブキャストHDの子会社であるNINJIN株式会社が推進する「オシウマ・ユニバース・プロジェクト」との連携です。
オシウマ・ユニバース・プロジェクトとの協力
NINJIN社は競馬ゲームアプリ「オシウマ・ダービー・ブラッド」を通じて、ユーザーの社会貢献度に基づいたNFTを発行する仕組みを導入予定です。これにより、引退馬支援を促進する活動を拡充していく考えです。ユーザーが行った社会貢献活動がSIPに記録される仕組みは、将来的に特典として大会参加権や牧場見学などが用意されることも検討されています。
SIP構想の実現に向けた具体的な施策
モブキャストHDはSIP構想を推進するため、以下の3つの方向性に基づいた具体的な取り組みを進める考えです。
1.
Solanaコミュニティとの連携強化
Solana財団や開発者と協力し、Web3技術を活用した新たなモデルケースを創出します。これにより、安定運用を確保し、財務基盤の向上を図ります。
2.
ユーザー体験(UX)の進化
ブロックチェーンを意識させないUI/UXを追求することで、より多くのユーザーがスムーズにSIPに参加できる環境を整えます。これにより、今まで以上にファンとの結びつきを強化します。
3.
社会貢献テーマの多様化
グループ内での各プロジェクトにSIP構想を導入し、ファンとのエンゲージメントを深める新たな仕組みを展開します。これにより、全体での共感の創造が期待されます。
今後の展望
モブキャストHDは、SIP構想を通じてソーシャルエンターテイメント&メディア事業の成長を支えます。この取り組みを進めながら、財務基盤を強化し、上場維持基準の達成を目指し株主価値の最大化を掲げています。また、ソーシャルインパクトの創出に向けて、サステナブルな社会の実現にも寄与していくことでしょう。
企業概要
- - 会社名:株式会社モブキャストホールディングス
- - 代表者:代表取締役CEO 藪 考樹
- - 所在地:東京都渋谷区東一丁目26番30号
- - URL:モブキャスト公式サイト
本取り組みがもたらす影響には期待が寄せられており、今後の進捗に注目が集まります。