シリコンバレーから日本へ、革新のカスタムシャツ
シリコンバレー発のオンラインカスタムシャツブランド「Original Stitch」が、大阪を拠点とする山喜株式会社との提携を正式に発表しました。このコラボレーションにより、両社はより柔軟で質の高いカスタマイズシャツ製造を目指します。
伝統と革新の融合
「Original Stitch」は、2013年にシリコンバレーでテストローンチされ、現在では前年比250%という驚異的な成長を遂げています。カスタマイズの選択肢は10億通りにも及び、その革新的なアプローチが多くの支持を集めています。ブランド創設者のジン・コーは、急激な成長により生産キャパシティが不足することを懸念し、国内の新たな提携先を探していたところ、山喜との合意に至りました。
さらに、山喜はカスタムメイドシャツを受注生産するための独自の「カスタマイズプラットフォーム」をロールアウトしており、これは他のアパレル小売りブランドが自由に生産ルートを選べる仕組みを提供しています。この提携により、「Original Stitch」は 国内にある全3箇所の工場(長野福島、信州熊本、山喜工場)を活用し、より多くのブランドに柔軟にサービスを展開することが可能になるのです。
今後の展望として、両社は日本全国のシャツ製造工場との提携を加速させ、「すべてのクローゼットにカスタマイズシャツを」「メイドインジャパンを世界に」「地方経済の復興」といった3つのビジョンを実現する方向で進んでいます。
相乗効果の生まれる提携
ジン・コーはこの提携に関して、「山喜は国内のカスタムシャツメーカーのリーディングカンパニーです。その優れたクラフトマンシップと豊富な経験を活用することで、我々のプラットフォームを通じて、世界中のお客様に高品質のシャツを提供できる」とコメントしています。
山喜が持つ生産技術は、シャツ製造において新たな革新をもたらし、日本製の高品質を損なうことなく、迅速にカスタムシャツを製造できる環境を整えています。この提携は、グローバルな展開においても強力なシナジーを生み出すでしょう。歴史ある日本企業との連携を通じて、Original Stitchは「メイドインジャパンクオリティー」を海外に発信し、さらに日本のものづくり文化の再活性化を目指します。
Original Stitchの背景
「Original Stitch」は、シリコンバレーのエンジニアたちが「服を買いに行くのが面倒だ」と感じたことをきっかけに誕生しました。2014年に日本市場でもサービスを開始し、顧客のニーズに応える形で成長を続けています。シャツの細部にまでこだわったカスタマイズは、袖や襟、ボタンの選択肢が豊富で、顧客自身が好みに応じてデザインすることが可能です。400種類以上の高品質な生地から選べ、最短5分でオーダーすることができます。すべてのシャツは、職人の手によって丁寧に仕立てられ、品質も確保されています。
公式サイトでは、さらに詳しい情報を提供していますので、ぜひチェックしてみてください。
Original Stitch公式サイト