株式会社peiliが次世代ミラー型ディスプレイ事業を開始
株式会社Relic(東京・渋谷区)によって設立された株式会社peili(ペイリ)が、次世代ミラー型ディスプレイを用いたインタラクティブなサービスを展開することが発表されました。この事業は、AGCの先進技術を基にしており、特に注目されているのはそのカスタマイズ可能な設計とレンタル事業です。
設立の背景
peiliは、AGCが開発した次世代ミラー型ディスプレイ「MirroriaⓇ」を活用する新規事業として位置づけられています。Relicは、AGCのディスプレイ技術を利用し、事業化を図るために独自のアイデア創出サービス「IDEATION Cloud」を活用し、事業を展開してきました。この過程で、仮想出島スキーム「DUALii」も取り入れ、複数回の実証実験を経て、peiliが独立企業として設立されました。
peiliの事業内容
peiliでは、次世代ミラー型ディスプレイを通じて、まったく新しいコミュニケーション体験を提供することを目的としています。具体的には、鏡像ARコンテンツやアプリを駆使し、顧客がインタラクティブに楽しめるサービスを開発していきます。また、3月23日にはVtuberを用いたリアルイベントが開催される予定です。これにより、次世代のファン交流の場を提供することを目指しています。
これまでの実証実験
実際に、peiliはこれまでいくつかの実証実験を行っています。その一例として、池袋のアニメイトに次世代ミラー型ディスプレイを設置し、Vtuberの「栗駒こまる」さんによる自動接客を実施しました。これにより、訪れたファンはよりリアルな体験を楽しむことができました。さらに、Vtuberユニット「きまぐれプロポーズ」のリアルイベントでも、この技術が活用されています。
Relicの今後の展望
Relicは、日本国内での技術の商業化を目指し、厚生労働省や経済産業省と連携しながら、企業が持つ革新的な技術を活かしたスタートアップの創出を推進しています。特にディープテックに焦点を当て、日本から世界へ新しい価値を発信していくという壮大なビジョンを掲げています。
株式会社peiliの将来展望
peiliは今後、企業理念「鏡を超えて、新しい体験を」を掲げ、次世代ミラー型ディスプレイを基にした様々な新しい体験の提供を進めていくとしています。また、モーションキャプチャー技術を用いたイベントなども積極的に行っていく方針です。最新の情報は公式サイトで随時更新されるため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
peili コーポレートサイト
総括
株式会社peiliの設立は、次世代ミラー型ディスプレイを駆使した新たな体験創出の第一歩です。Relicの支援のもと、peiliは日本のディープテックを活用した革新的なサービスを提供し、今後の成長に期待が寄せられます。新たな形のファン体験を楽しみにしている人々にとって、peiliの活躍は見逃せません。