リメイク『ドラゴン桜』
2013-08-20 09:00:07
インドネシアでリメイクされた『ドラゴン桜』が新たな幕を開ける!
インドネシアでリメイクされた『ドラゴン桜』が新たな幕を開ける!
日本の人気コミックが海外で新たな形として生まれ変わる――。株式会社TGライツスタジオとインドネシアのM&Cが共同で進めるプロジェクトが、インドネシアの読者に向けて、新たなコミック作品として『ドラゴン桜』のリメイクを発表しました。
このリメイク版は、日本での成功した物語を現地の文化や社会背景に適応させる形で制作されます。元々の『ドラゴン桜』は、落ちこぼれ高校生が独特な教師陣に指導され、東京大学への入学を目指すというストーリーです。しかし、インドネシア版では主人公を現地の高校生に置き換え、舞台をインドネシアの著名な大学に変更することで、読者にとって親近感を持てる内容となります。
新たな文化への挑戦
リメイクにあたっては、インドネシアの漫画家が制作を担当。彼らの手によって、作品は単なる翻訳作業ではなく、現地の価値観や状況を反映した生き生きとした作品に仕上がることが期待されています。これにより、日本固有のストーリーがインドネシアの文化と見事に融合し、新しい読者層を開拓することが狙いです。
さらに、今回のプロジェクトには、現地の大手メディア企業グラメディアグループが深く関与しています。彼らはインドネシア国内での日本のコミック人気の背景にあり、最新のリメイク作品も包含する形で、紙媒体および電子書籍での同時出版を予定しています。これにより、異なるメディアを通じて、より多くのファンに届けることを目指します。
多角的な展開も視野に
このリメイク版の出版は、ただの漫画にとどまりません。今後はドラマ化や映画化、さらにはキャラクター商品展開といったプロモーション利用も計画されています。第一弾のリリースは2023年9月中旬を予定しており、これを皮切りに更なる作品のリメイクが続く見込みです。
そして、このプロジェクトが成功した場合、インドネシアでの事業展開の後には、他のアジア諸国への展開も視野に入れています。このように、新たなコミックの楽しみ方が広がる中、インドネシア市場での日本の人気作品の魅力はさらに深まりそうです。
株式会社TGライツスタジオの役割
TGライツスタジオは、映画やアニメキャラクターのライセンス事業を専門とする企業群の一部で、海外でのライセンシングビジネスにも携わっています。インドネシア市場においても、現地法人との連携を図りながら、クール・ジャパン戦略を支援しています。彼らの取り組みは現地のクリエイティブな才能と結びつき、新たな文化の発展にも寄与することでしょう。
この新しい試みが、インドネシアにおける日本のコミック文化に新たな風を吹き込み、さらなる魅力を提供することに期待が寄せられます。ファン待望のリメイク版が登場する日を楽しみにしたいですね。
会社情報
- 会社名
-
株式会社トキオ・ゲッツ
- 住所
- 東京都新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー24階
- 電話番号
-
03-6859-1194