大塚製薬、インド市場へポカリスエットを展開開始

大塚製薬がインドでポカリスエットを展開

大塚製薬株式会社は、健康への重要な要素である水分と電解質を速やかに補給できる「ポカリスエット」をインドにて販売開始しました。今年7月からの展開で、現地法人である大塚ニュートラシューティカルインディアが主導し、インドネシアで製造された商品を輸入・販売しています。この取り組みは、インドの人々の健康を支える一環として、水分と電解質補給の重要性を広めることを目的としています。

今、インドは気候変動に伴う大雨や熱波の影響を直接受けており、高温による健康リスクが顕著になっています。これに伴い、人々は安全で快適な運動環境や職場環境のニーズが高まっています。そこで、大塚製薬は健康飲料の供給を通じて、インド国内での水分・電解質補給の必要性に応じたソリューションを提供し、これまでのノウハウを活用していきます。

ポカリスエットは「汗の飲料」をコンセプトに誕生しました。日本発のこの飲料は、各地の文化や習慣に寄り添い、水分と電解質を補う大切さを訴えかけてきました。これまで海外進出を果たし、世界20ヵ国以上で販売されてきた実績がありますが、インド進出はポカリスエットの新しい挑戦の一環です。2024年には正式に大塚ニュートラシューティカルインディアが設立され、350mlおよび500mlのペットボトルを展開します。

ポカリスエットの特長

ポカリスエットは、発汗によって失われる水分や電解質を迅速に補給します。その成分は人間の体液に近く、体内に速やかに吸収されるため、長時間にわたり身体を潤すことができます。1980年に日本で発売された以来、様々な研究が行われ、特にスポーツや暑さの中での労働における効果が証明されています。また、乾燥した冬や入浴時など、日常生活においてもその有用性は明らかです。

具体的には、ポカリスエットは1982年から海外での展開を始め、現在では日本国内での売上を上回り、海外市場での成長を遂げています。このような実績を背景に、インド市場でもポカリスエットが根付くことが期待されています。

大塚製薬の理念

大塚製薬は「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」を企業理念に掲げています。ヘルスケアのニーズを満たす新しい価値提供を目指し、国際的な観点から様々な健康問題に対処する努力を続けています。インドにおけるポカリスエットの展開を通じて、大塚製薬は世界中の人々の健康を守る役割を果たしていく所存です。

今後もポカリスエットのような健康飲料が、特に暑さに悩む地域での生活の質を向上させることに貢献することが期待されています。若干の異なる文化や習慣にも適応していくポカリスエットは、インドの人々にとって貴重な健康パートナーになるでしょう。これからの展開に注目が集まります。