NPO法人青少年科学技術振興会FIRST Japanが横浜市を本部にしてスタートした「Girls Go STEAM」プロジェクトは、将来のリーダーを育成することを目指しています。この特別プロジェクトでは、小中学生の女子学生が科学、技術、工学、アート、数学(STEAM)について楽しく学ぶことで、自信と能力を高め、未来を切り開く力を育むことを目的としています。
「Girls Go STEAM」は、地域や経済的背景に関係なく、すべての女子学生が参加できるプログラムです。参加者にはロボットキットや大会参加費の支援が提供され、嬉しいことにSTEAMの学びが全ての人に開かれたものになることを目指しています。対象は小学校5年生から中学3年生で、学校や科学館、コミュニティスクールを拠点とするチーム単位(4〜10名)で参加できます。
参加者は、国際的なSTEAM教育プログラム「FIRST LEGO League(FLL)」でこのプログラムに触れ、ロボットゲームや社会問題の探求活動に挑戦します。参加者同士が協力しあいながら問題解決や創造力を育むことができる環境が整っているため、これまではロボットやプログラミングに興味を持っていなかった女子生徒も、自身の可能性を見出すことができるでしょう。
また、プロジェクトの進行では、実践的なSTEAM体験が備わっており、ロボットの設計やプログラミング、プレゼンテーションなど多様なスキルが養われます。これにより、女子学生は単なる知識を学ぶだけでなく、実社会で必要とされる技術や能力を身につけることができます。
さらに、参加者はチーム活動を通じて協力や共感の力を高め、非認知能力(自己管理やリーダーシップなど)も自然と育成されます。本プロジェクトはクアルコム社が冠スポンサーとして支援し、多くの若きSTEAMの挑戦者たちが新たな道を切り開くための舞台を提供しています。これからの時代に必要とされる力を育てるための第一歩の場となることは間違いありません。
具体的な活動内容としては、FLLの競技に挑戦し、ロボットゲームではレゴのロボットを組み立て、プログラミングして制限時間内に任務を遂行することが求められます。また、探究プレゼンテーションでは大会テーマに基づく社会課題をリサーチし、参加者は新たなアイデアを提案しなければなりません。こうした活動を通じて、STEAMにおける実践的な知識を身につけることができます。
さらに、Girls Go STEAMでは活動の発信も重視しています。SNSや学校広報を通じて自らのチャレンジや成果を広く周知することで、STEAM教育の重要性をより多くの人々に伝える機会が提供されます。また、活動報告会への参加や、SNSでの発信も求められています。このように、活動の透明性とともに自らの成果を人々と共有することで、次世代リーダーとしての資質が磨かれていきます。
Girls Go STEAMは、社会課題への理解を深め、国際的な視野を持つ機会を与えることを通じて、参加者が更なる挑戦に挑む力を養います。今後も参加者が安心して活動できるように、ロボットキットやミッションキットの無償提供やオンライン講習会を開催し、競技への参加も支援しています。
このように、Girls Go STEAMはただのプログラムではなく、女子学生にとっての未来を形作るための挑戦の場です。全ての女子学生がこのエキサイティングな機会に参加し、自身の可能性を広げることを期待してやみません。詳しい情報や応募情報は、NPO法人青少年科学技術振興会FIRST Japanの公式サイトにて確認できます。未来を変える力を、今ここで行動に移しましょう!