モバイルバッテリー事情
2025-10-29 16:24:45

モバイルバッテリーに関する調査結果から見る安全性と処分方法の課題

モバイルバッテリーに関する調査結果



株式会社クロス・マーケティングが実施した「モバイルバッテリーに関する調査(2025年)」によると、現在、モバイルバッテリーを所有している人は52.8%と回答したことが明らかになりました。この調査は、全国の20歳から69歳の男女を対象に実施されたもので、特に外出時にモバイルバッテリーを持ち歩いている割合は35.8%に上りますが、常に持ち歩く人は15.3%と少数派です。

外出時のモバイルバッテリーの持ち歩き状況



調査によると、外出時にモバイルバッテリーを常に持ち歩くと答えた人の中で、特に20代が20.5%とデータから見ても若い世代がモバイルバッテリーを意識していることが伺えます。さらに、所有しているモバイルバッテリーの数に関しては、「1台」が58.3%を占めており、外出時に持つ台数については85.0%が「1台」と答えているため、多くの人が基本的に1つのモバイルバッテリーを大切に使用していることがわかります。

モバイルバッテリーの安全性とその意識



しかし、モバイルバッテリーの発火や膨張に関するニュースを目にした際の反応にはまだ課題があるようです。36.4%が「特に何も気にしていない」と答え、また23.1%が「安全性については気になるが、特に使い方や製品を変えてはいない」と応えています。これは、使用時の注意喚起が必要であることを示唆しており、特に信頼できるメーカーを選ぶことや、高温になる環境に放置しないなどの基本的な安全対策が依然として浸透していないことが懸念されます。

正しい処分方法についての認知度



興味深いことに、モバイルバッテリーの正しい処分方法についての認知は低い結果が出ています。「確実に知っている」と答えた人はわずか11.8%、さらに「なんとなく知っている」と答えた人が30.2%という数字です。特に若い世代では、この認知度が低く、20代においては約70%が正しい処分方法を知らないという状態です。これには、適切な情報が不足していることが影響していると考えられます。

処分方法の選択肢



調査から、聞いたことがある処分方法としては、自治体の指定する回収拠点に持ち込む方法が27.9%、家電量販店に設置された回収ボックスに入れるというのが26.4%という結果でした。このような情報は特に年齢によって差が出ており、20代では「いずれも聞いたことがない」という回答が50%を超えています。若い世代が自治体の指定する適切な処分方法を知らないことは、今後の課題として浮上しています。

まとめ



モバイルバッテリーに対する意識が高まりつつある中、その安全性や正しい処分方法についての理解はまだ十分とは言えません。特に若い世代への啓発が急務であり、情報提供が重要です。今後は安全にモバイルバッテリーを使用し、正しく処分するための情報を広める取り組みが求められます。これにより、モバイルバッテリーを利用する多くの人々が安全に、そして環境にも配慮した行動を取れるようになることを願います。


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会社情報

会社名
株式会社クロス・マーケティング
住所
東京都新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー24階
電話番号
03-6859-2251

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