鈴与商事、株式会社エスマットと業務提携を発表し在庫管理の改革に挑む

近年、多くの企業が人手不足を抱える中、効率的な業務改善が求められています。特に製造業や小売業では、在庫管理や発注業務の正確性と効率化が重要な課題となっています。このニーズを受けて、鈴与商事は在庫管理のデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進する株式会社エスマットと業務提携を結び、「スマートマットクラウド」の拡販を目指して協業を始めました。

エスマットの「スマートマットクラウド」とは

エスマットが提供する「スマートマットクラウド」は、重量センサーを搭載したマットを利用して、在庫重量を定期的に測定します。得られたデータはクラウドに保存され、Webシステム上で在庫の状態が可視化されることで、リアルタイムな在庫管理が可能になります。このシステムにより、在庫残量に基づいた発注業務の自動化も実現でき、業務の効率化が大きく向上することが期待されています。

すでに多くの大手メーカーや医療機関でも導入が進んでおり、特に部品や資材の在庫管理の効率化や、危険物に関わる棚卸業務の簡素化に寄与しています。今回の提携を通じて、鈴与商事は自社の事業基盤とエスマットの技術を組み合わせることで、さらなる在庫管理の効率化に挑戦します。

会社概要：株式会社エスマット

- 設立：2014年11月4日
- 代表者：林英俊、志賀隆之（共同創業者）
- 所在地：東京都品川区東五反田 2丁目9-5 サウスウイング東五反田
- 資本金：5,300万円（2023年11月30日現在）
- 事業内容：パッケージソフトウェア業
- ウェブサイト：s-mat.co.jp

スマートマットクラウドの利点

「スマートマットクラウド」は、IoT技術を駆使して、在庫の状況を視覚的に把握し、業務の自動化や工程の改善を支援するDXソリューション（SaaS）です。従来、多くの人手が必要だった棚卸や、リアルタイムでの在庫把握には限界がありましたが、このシステムを導入することで、高度な在庫管理が実現します。

2018年冬から事業を開始して以来、エスマットは製造業やサービス業、さらには医療機関に至るまで、幅広いお客様にこのソリューションを提供し、すでに1,000社以上に導入されています。

今後、鈴与商事はエスマットとの提携を通じて、在庫管理の新たなスタンダードを確立し、お客様に高品質なサービスを提供することを目指します。全体として、IoT技術を活用した効率的な在庫管理の実現が、企業にとって不可欠な要素となっているのです。